ペトルスIII/断片
[人物] [底本] 1. (170) エウトキオスの/『星占い』から誕生時天宮図を受け取ってそこから、効験の現れる人の想起〔言及〕のために必要性が要求するかぎりを、つまり、三角宮と諸々の家、昂揚と失墜、区界と諸々のデカン、諸々の顔、諸々のモノモイリア〔宮の角度に対する惑星の割り当て〕を、(171) 所与の誕生時天宮図をいかに算定すべきかを示す必要がある。しかし諸々の箭の方は、各人の望みによって、各々の必要性に応じて〔算定される〕とせよ。そこで、誕生天宮図の例は以下のとおりである:ディオクレーティアーノス帝の治世から214年(これはマケドニア王アレクサンドロス没後821年である)、アレクサンドレイア暦のアテュール月第1日、アイギュプトスのアレクサンドレイア〔市〕で季節の刻限で7時12分とせよ。さて、この時間と述べられたトポス(すなわちアレクサンドレイア)に基づいて、星々の元期と基本方位とを正確に算定し、これを換算することなしに提起するのは、そうするのが神的なプトレマイオスに美しいと思われたからである。そこで、7惑星の元期と基本方位と箭は次のとおりである:太陽は天蝎宮の4度22分:月は金牛宮の18度10分:土星は白羊宮の24度28分。木星は処女宮の4度12分:火星は獅子宮の17度35分:金星は巨蟹宮の18度24分:〔満〕月は金牛宮の3度7分:昇交点は白羊宮の16度4分。太陽は天蝎宮の4度22分……〔ユリアーヌスのテキスト第2章(4378_004) p.106 に続く。〕 2019.10.09. 訳了 [モノモイリア(monomoiriva)] |