地震による予報

［底本］
TLG 4350 067
<Peri; tw:n ejnergeiw:n kai; tw:n carivtwn tw:n zwdivwn> (e cod. Ath. Bibl. Publ. 1265, fol. 2)
Astrol.

Date of manuscript = A.D. 16
Vernacular
A. Delatte, Codices Athenienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 10. Brussels: Lamertin, 1924]: 66-68.
Breakdown

10.
(66)
<諸々の宮の活動と恩恵について>
　厳密に学究して、諸々の宮の活動と恩恵を知悉せよ。後に説明されるように、いかなる宮に月が横たわっているかを汝が発見し、それらすべてを汝が示されたとき、一体いかなる宮が、各々その固有の期間において恩恵を有するかを学知するであろう。
　そこで先ず、マルティオス月から始めよう、ここに属するのは白羊宮である。第1の宮。白羊宮は、汝に随意をもたらすよう書くことに有益である。また皮肉屋に汝は術知で勝利する。また、独りよがり屋とか友から贈り物を求めたり、太陽ないし水星をともなうことで海に出かけるのに〔有益である〕。
　第２の宮。アプリリオス月は［金牛］宮と、惑星として金星を有する。そして有益なのは友愛について汝が書を著すことと、愛される者たちから汝が恩恵を？？？することである。また彼らが結びつくことを汝が望むなら、金星の刻限に1文字をつくるがよい。
　第３の宮。マイオス月は双児宮と、惑星として太陽［と］土星を有する。そして双児宮が益するのは、子どもたちに (67) ［……］のときに文字を教えること｛……｝と、また男が女を娶り、［そして］［同心によって］契約を結ぶと、［そして］大いなる人と交わること、また［……］？？？？？？？。
　［第４の宮］。イウゥニオス月は、宮としては［巨蟹宮、惑星としては月を有する。そして巨蟹宮が益する］のは、ダイモーンたちによって守護すること。［同様にまた］［友たちの］援助に関しても殺戮で資格証明することである。木星の刻限に狩に行くことにも〔益する〕。
　［第５の］宮。［イウゥリオス月は］宮は獅子宮、惑星は土星を［有する］。［また獅子宮が益するのは］、汝の敵対者に［勝利すること］と、連中の根絶のために］［……］の刻限に訴訟を起こすことである［……。
　第６の宮。アウグゥストス月は、宮としては処女宮を］、惑星としては［……］を有する。［そして処女宮がダイモーンたちによって益するのは］、［連中を声を出すものたちとして、また、？？？で服従する者たちとして？？？？。
　第７の宮。セプテムブリオス月は宮として天秤宮を、惑星として太陽を［有する］。そして天秤宮が益するのは、恐ろしいものに、また、夢を見させるこ［とに］、また太陽の刻限に女が男を夢に見、男が女を夢に見、また、木星の刻限に、喧嘩している者たちが、また罪を犯している場合には男女が、平和を得ることに〔益する〕。
　第８の宮。オクトーブリオス月は宮として天蝎宮を、惑星としては火星を有する。そして益するのは、敵どもをおとなしくさせること、？？？？
第９の宮。ノエムブリオス月は人馬宮を、惑星としては月を有する。そして益するのは、畑に実の成ることに。また、［この宮の］期間に銀とか金とかを汝が得［れば］、満たされるだろう。友たちとの［同意］は得られ、訴訟を起こし、月の刻限に、それを維持することに。
　第10の宮。デケムブリオス月は［宮として磨羯宮を、(68) 惑星として……］を有する。［そして益するのは］敵どもを根絶すること、［……］の刻限に、［訴訟を起こし］、［……の］刻限に憎まれさせること。
　第11の宮。イアヌゥアリオス月は宮として宝瓶宮、［惑星として……］を有す。［そして益するのは］、海［とか河川を］恐れないよう、火星の刻限に？？？に努め、［……の刻限に］美しい？？？に努めること。
　第12の宮。ペブルゥアリオス月は、宮として［双魚宮、惑星としては］木星と水星を有する。そして書に努め、［……］の刻限に諸々の災難の際に助かるよう携行せよ、他にも水星の刻限［に］？？？であるために。
　諸々の宮の終わり。

2018.12.22.　訳了