病の月暦
ギリシア占星術文書目録4350_084
雷鳴占いと地震占い
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[底本]
TLG 4350 084
Brontolovgion kai; seismolovgion (e cod. Ath. Bibl. Publ. 1350, fol. 15v)
Astrol.
Date of manuscript = A.D. 19
A. Delatte, Codices Athenienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 10. Brussels: Lamertin, 1924]: 140-142.
10.
(140)
雷鳴占いと地震占い
第1。もし雷鳴が起これば、アイギュプトス人たちの戦争。船舶の危難。多量の肴と大麦。漁獲。風の混乱。遅い冬。寒気多く穀物は僅少。 そこでもし地震が起これば、多数の病気と死。
第2.天秤宮。もし雷鳴が起これば、諸々の戦争と殺し合い。山地の無収穫。獣たちの騒音。美しい嵐。河川の奔流。場所場所における男たちと女たちの捕囚。(148) 西方に飢饉と族民の恐怖。 そこでもし地震が起これば、生き物たちに死と破滅。病気多く、下痢。
第3。天蝎宮。もし雷鳴が起これば、飢饉と殺し合い。嵐多し。果実僅少。豆類腐敗。エウローペーに略奪多く、ボグダダ?に互いに対する妬み。 そこでもし地震が起これば、小麦と大麦多く、世界に歓喜が。
第4。人馬宮。もし雷鳴が起これば、ポリスの占領か? 丘陵の無秩序。豪雨多く、穀物多し。蝗多数、冬遅く雹。海に??の??。 そこでもし地震が起これば、世界の飢饉とあらゆる悪が生じよう。
第5。磨羯宮。雷鳴が起これば、大いなる人間どもの混乱。稲妻多し。東方でも場所場所が諸々の族民によって侵略されるだろう。大きな飢饉。多くの疲弊で危険に瀕し、果実の腐敗。 そこでもし地震が起これば、ひとつの大きな地方の??。
第6。宝瓶宮。もし雷鳴が起これば、パプラゴニア人たち、アマセイア,トラペゾンテース人たちの歓喜。スクラボーニアとローッシアの諸々の病気と死。小麦と大麦多く、豆類は僅少、嵐多し。ポリスの堅固さと蝗の絶滅。 そこでもし地震が起これば、多くの戦争と諸々の苦悩。
第60〔7?〕。双魚宮。もし雷鳴が起これば、穀物僅少、小麦多し、人間どもの危難。その地方に飢饉。嵐は強力だが美しく、早くて遅い。山地に収穫なく、獣たちの絶滅。東方に、王の歓喜。 そこでもし地震が起これば、致死的で、他にも多くの<災悪事>。
第8。白羊宮。もし雷鳴が起これば、眼病と数多くの死。小麦少なく、大麦多く、多彩な嵐。 そこでもし地震が起これば、致死的で、他にも多くの最悪事が。
第9。金牛宮。もし雷鳴が起これば、その地方に穀物の腐敗。しかしポリスに歓喜。東方に飢饉と殺し合いとひとつの大きな頭の???。西方に病多く、四足動物の諸々の病気。 そこで地震が起これば、豆類多く場所場所の??。
(142) 第10。双児宮。もし雷鳴が起これば、人間どもの諸々の病、穀物の腐敗、牛たち、獣たち、四足動物たちのの破滅。そして世界に撹乱。 そこでもし地震が起これば、場所場所に多数の??。
第11。巨蟹宮。もし雷鳴が起これば、フランク人たちの将軍数多の勝利と一人の独裁者の登場。風と嵐多し。牛たちの破滅と豆類の腐敗。 そこでもし地震が起これば、場所場所に奴隷の怒り。
第12。もし雷鳴が起これば、小麦と大麦多し。山地に日照り。海の諸々の風と諸々の船舶の諸々の危険。諸々の溺死。族民の動きと美しい嵐。 そこでもし地震が起これば、死をもたらす病気と知者たちの破滅が。
2018.12.09. 訳了
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