1年12宮の嬰児の誕生について
ギリシア占星術文書目録4350_094
週日における嬰児の誕生に関する徴
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[底本]
TLG 4350 094
ShmeivwsiV peri; th:V gennhvsewV tw:n brefw:n eijV ta;V hJmevraV th:V eJbdomavdoV (e cod. Ath. Bibl. Publ. 1350, fol. 75v + Ath. Soc. Hist. 58, fol. 15v)
Astrol.
Date of manuscript = A.D. 18 & 19
Vernacular
A. Delatte, Codices Athenienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 10. Brussels: Lamertin, 1924]: 192-196.
10.
(192)
週日における嬰児の誕生に関する徴
主日。
<男性に〔ついて〕>。主日〔日曜日〕に生まれる少年をして、長生き、客の友、愛想良し、幸運な者、思慮深く、甘く、社交的、自由人、生まれ良く、あらゆる善に充足者であるとせよ。(193) その道も、学びと文献へ、また哲学へ通ずる。偉大で、有意の人、支配者的で美しい人物である。王たちや権力者たちに値する人物である。
女性について。主日に生まれる乙女をして、敬虔、尊敬され、支配にふさわしく、生まれ良く、あらゆる善の充足者、進歩的(prokommevnh)、衷心より振る舞い、優雅このうえなくして滅多に怒りをもつことがない女性である。
これら両者の徴について。太陽の刻限に生まれるあの人たちは、顔の恰好がよい。大きくて黒い瞳をもち、(ajnoiktokouvteloi)、振る舞い美しく、密な顎髭とふさふさした髪、耳障りな声と黒い肉体の<持ち主>。???
第2曜日
男性に〔ついて〕。第2曜〔月曜日〕に生まれる少年をして、苦労知らずであるとせよ。喜んで術知を<受け入れる者>である。誰かの名誉を害することはないだろう。価値ある者、哲学者、タクセイダレース?で、作戦や実践を大いなる術知で成功に導くだろう。この人物は自足者、覚醒者、鋭くて、あらゆる善の充足者である。
女性について。第2曜日に生まれる乙女をして、恋情家、おとなしく、控え目、辛辣、他の女たちと大笑いし、自分の夫を信じ、美しくて生まれの良い女である。
両者の徴について。月の刻限に生まれるあの者たちは、顔は生まれつきシトロン色で、(194) 丸顔、???
第3曜日〔火曜日〕
男性に〔ついて〕。第3曜日に生まれる少年をして生血をすする者(aiJmatopovthV)、アピュシュス?、謹厳、空威張り、苛酷、怒りっぽく、盗人、酔っぱらい、アディアントロポス?、不細工、カマタレース?、ストラトコポス、肉屋、ババイオス、残忍、無慈悲、人間どもを顧みることなく神を畏れることもない者。またカテーラメノス、無秩序、無教養、胆汁を味わう者、学びにおける経験者。またいつも呪いや奉納物を自分の両親から、神官たちや大祭司たちからさえも受け取る。そしてそれらの奉納物のおかげで自分を解放する者は滅多にいない。
女性について。第3曜日に生まれる乙女は、酔っぱらい、おしゃべり、シュクノトローグウサ?、ペテン師、残酷、無神者、無慈悲、腰抜け、小売商、女盗人、遣り手婆、食客、不平家、アディアントロペー、スゥレウトラにして常時呪われる女。またそういったことどもを持っていることを彼女らに見出せることは滅多にない。??
両者の徴について。火星の刻限に生まれるあの者たちは、???
(195)
第4曜日〔水曜日〕
男性に〔ついて〕。第4曜日に生まれる少年をして、思慮深く、有能で美しく、物書きで、容色よく、形の良さと名誉を充足する者にして、堅固、真実、嘘なく、実践家にしてほとんど隠されることなく邪悪な者である。
女性に〔ついて〕。第4曜日に生まれる乙女は、尊敬され、生まれ良く、思慮深く、敬神的で、その夫のカタルテーマ?に際してもほとんど怒ることなく、隠れた女となるだろう。???
両者の徴について。水星の刻限に生まれる者たちは、年頃は程々で、???で長い胸の持ち主。??、鼻、両手、両脚が大きい。声は甲高い。マティア?は小さい。少数の女たちには顔に髪。髭と毛髪は貧弱。また
第5曜日〔木曜日〕
男性に〔ついて〕。第5曜日に生まれる少年は、彼らから支配者たち<よりも>哲学者たちが生き残るように、思量<や>知恵の深さにおいて深い者となる。また、彼が勝利するのを見出す者は誰もない。美しい顔をもち、ひどく尊敬され、価値ある術知者である。
女性について。第5曜日に生まれる乙女は、尊敬され、生まれ良く、廉恥の、カロカリテー?、敬神的で、慈悲深い女になるだろう。多くの金銭を得る。信に篤く、真実で、神と人間どもを欺かぬ女である。その生涯において称賛される。またエディコス?や客人たちに美しい。
(196)
準備の日
<準備の日〔金曜日〕に>生まれる少年は夢想家、悪戯好き、苦労知らず、無頓着、カロカルドス?、アネグノイアストス?、怒りをもたない。苦労を知らず、冗談を愛をもつ。友たちに信じられ、信実な人物である。
女性に〔ついて〕。準備の日に生まれる乙女は、声を聞くや冗談に変える。自分の夫を躓かせる。彼女を愛するのは、姿のよいであろう。
サッバトンの日
サバットンの日〔土曜日〕に生まれる少年は長生きであろう。絶望的病弱を得ようとも、死ぬことはない。死をいつも恐れている。将兵たちや老人たちを愛する。善人、全体を愛し、大地にふさわしい農夫である。
女性に〔ついて〕。サバットンの日に生まれる乙女は、その臨終に際して美しい老女であり、神を敬う女である。あらゆる善の充足者。厳密で、邪で、靴作りの女?にしてわずかに足が不自由である。
2018.09.13. 訳了
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