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back.gif月暦

ギリシア占星術文書目録4350_096

日について





[底本]
TLG 4350 096
Peri; hJmevraV (e cod. Ath. Soc. Hist. 71, fol. 232)
Astrol.

Date of manuscript = A.D. 17

Vernacular
A. Delatte, Codices Athenienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 10. Brussels: Lamertin, 1924]: 201.



10.
(201)

日について

 知れ< —> 普通の日は、ひとつの王国からもうひとつの〔王国〕まで公転する???。学術的な日も、太陽の上昇から王国まで公転する???。昔の人々もこの日を王国から王国までで計測した。教会は自然界の日を真夜中から真夜中までで計測する。天文学者たちは正中から正中までで日を計測する。ローマ人たち、バビュローニア人たち、ペルシア人たち、カルダイオイ人たち、アラビア人たちはこの日を、太陽が出てそれの次の日の出までで計測するが、その間に24時間、つまり、1昼夜が含まれる。

2018.03.04. 訳了



[1日はいつからいつまでか]
 いったい、1日は日没から始まるのか、日の出から始まるのか、それとも真夜中から始まるのか、これはなかなか重要な問題であった。1日は日没から始まると考えた民族は多い。日本人も、1日は日没から始まると考えたはずであることは、「ゆふべ」「あした」という古語から窺える。
 天文学者は、南中時(正午)を起点として1日の始まりを考えた。これを午前0時(正子)を起点にしたのは、じつに1925年1月1日からであった(国立天文台Wikiによる)。
 
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