7〔惑〕星の添え名
[底本] 1. (169) 以下は、昼間の諸々の籤OiJ klh:roi ouJ:toi hJmerinoiv)異郷暮らしの籤、〔太陽〕からまで。 めっけ物の籤、からまで。 盗人の籤、からまで。 相続の籤、からまで。 借金の籤。からまで。 売り立ての籤。から☾まで。 貫通の籤、からまで。親の籤、から☾まで。 奴隷の籤、から☾まで。 死の籤、から☾まで。 行事の籤、からまで。 怪我の籤、からまで。%#151;生命の籤、***。 敵の籤、からまで。愛国の籤、からまで。 恋情の籤、からまで。結合の籤、からまで。 売り立ての籤、から*まで。 夜間の誕生はその逆権威の籤はからまで 出征の籤はからまで 欲望の籤はからまで 公事の籤はからまで 勝利の籤はからまで 支配の籤はからまで 購入の籤はからまで 船主の籤はからまで 愛友の籤、からまで 地所の籤、からまで 術知の籤はから☾まで 人生の籤はからまで 歩行の籤は遇運からダイモーンまで 価値の籤はからまで 訴訟事の籤はからまで 出郷の籤はから☾まで 苦痛の籤はからまで。 (170)特に次の籤はより美しい人生の籤はから誕生時の星位まで 公事の籤はからまで 奴隷の籤はから☾まで 命の籤はからまで 売り立ての籤はからまで 農耕の籤はからまで 愛湯の栓はからまで 栄誉の籤はからまで 契約の籤はからまで。富の籤はからまで 強さの籤はから南中まで 祝福の籤は2/3から第4?☾まで 敵の籤はからまで 保証の籤はからまで 購入の籤はからまで 売り立ての籤はからまで 遇運の籤は磨羯宮12度の太陽が水星、金星と三分〔120度〕のとき??? ダイモーンの籤は双児宮22度の木星が太陽と六分〔60度〕* ???のとき、 恋情の籤、双児宮の12度にある水星が金星と矩のとき 結婚の籤は火星が木星と三合のとき 異郷暮らしの籤は双児宮の13度に、金星ないし土星が火星と六分のとき。 支配者たちのすべての籤について
遇運の籤は、昼間はから☾の日まで、夜間は☾からまでと、誕生時星位より多くまで ダイモーンの籤は、昼間は☾からまで、夜間は誕生時星位から???等しい???。 歩行の籤は昼間は遇運からダイモーンまで。 2017.10.23. 訳了 箭(klh:roV, sors) 現存する資料から知られる幸運箭は、確かにヘレニズム期にエジプトで生まれたものであるが、究極的にはさらに古いバビロニアの「月の場所」、 すなわち大神シンに由来するのかもしれない。月はバビロニアの天文学と占星術では非常に重要であり、暦は太陰暦であった。幸運箭の位置を計算するさまざまな方法すべてに月が関わっていたこと、そしてそれが時には 「月のホロスコープ」と呼ばれていたという事実から、古くからバビロニアと関係があったことがうかがわれる。一般に、月は人間の身体の体質に対して支配力を持っているとみなされ、他方太陽は精神的な性質に関わっていた。もっとも古代の著述家たちは時おりこれらの役割を逆転させていたが。ところで運の女神テュケ一は、ヘレニズム期に古い宗教が衰えるとともに神々の中でほとんど最も重要な神となった。アレクサンドロス亡き後, 人々は自分たちの生活がますます偶然、運、テュケーに支配されていると感じていた。……「彼女の性、変幻自在な性質、そして気まぐれのために、彼女はますます月に近づいていったのである」。そこで、月と太陽とアセンダント(最終的にはすべての箭の位置がこれによって決まる)によって決定される、円内のある場所が、彼女のために用意されたのである。幸運箭の位置を計算する方法はさまざまな権威者によっていろいろと書かれているが、何を書いているのか全く分からないような者もいる。しかしその一般的な重要性(アセンダ ントそのものに比肩する)は、他の箭については述べていないプトレマイオスを初めとするすべての者に認められていた。プトレマイオスは、幸運箭と月の関係がアセンダントと太陽の関係と同じだと考え、それを計算する基本原理を「それは月のホロスコープとも言えるかもしれない」(『テトラビブロス』III. 10)と要約している。他の箭のうち最も広く使われたのは、「ダイモーン箭」、「必然箭」、そして「エロス箭」であった。しかしおそらくこの時期にはまだ他にも箭があったのであろう。後の時代のホロスコープにそれらの痕跡が残っている。ノイゲバウアーとウァン=フーゼンが示唆しているように、箭と家の間にも混乱があったのかもしれないが、このことは驚くにはあたらない。家はしばしば、「必然」「‘ダイモーン」「エロス」などの同じ名前を持っていたからである。 |