摂理・定めからの解放・運命について
[底本] 9. (117) 上界の摂理について第7天よりもなおその上に、神の<……>があるが、それはあらゆる被造物を超越して、そこに口にしえぬ、万物を超えた訓戒、定められた自然、超天の動かざる思考、変わらず、取消えぬ、限界なき偉大さ、3つの実在の内なる不可分なるもの、つまり、父・子・聖霊をそこに確定している。そこで汝は、汝の理性に限界を設けよ、そしてヘッラス人のように神話して汝の精神を乱す喜びを思量に与えるようなことをしてはならない、また、汝の理性を暗くしないよう、際限なき事柄に聖なる知を働かせることを求めてはならない。神性は究めがたく、比類なく、種差なく、形なきものである。したがって、神にふさわしく万事を思考せよ。 2018.09.08. 訳了 |