神の座について
ギリシア占星術文書目録4350_116
<雷鳴占い>
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[底本]
TLG 4350 116
<Brontologioni> (e cod. Harleiano 6295, fol. 148)
Astrol.
Date of manuscript = A.D. 14
S. Weinstock, Codices Britannici [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 9.2. Brussels: Lamertin, 1953]: 121-123.
9.
(121)
<雷鳴占い>
白羊宮。もし雷鳴がとどろけば、東方出身の者たちは滅び、狼どもが森に現れよう?。腐敗と無秩序と諸々の身体の破滅と諸々の果実の腐敗を象徴する。
金牛宮。もし雷鳴がとどろけば、その地方のその場所に穀物の腐敗、王宮の庭に歓楽と宴楽を象徴する。しかし東方のアラビア人たちには飢饉と殺し合いと王たちの報せを〔象徴する〕。さらに病弱と軽微な病、四足動物の破滅が起こることを〔象徴する〕。また西方にも諸々の病と王たちの間に数多の歓楽を〔象徴する〕。
双児宮。もし雷鳴がとどろけば、競合と、人間どもの罹る病を象徴し、穀物の腐敗とアラビア人たちの破滅と、その地方のある部分に揺れを、しかしその後には種子を作るだろう。また顕著な冬とあらゆる果実の腐敗が起こることになろう。またある嚮導者の登場を〔象徴する〕。また人の住まいする〔地方〕にも何らかの異変と僅かな場所の混乱と爬虫類の破滅を〔象徴する〕。
巨蟹宮。もし雷鳴がとどろけば、さまざまな風が起こるだろう。多量の小麦と大麦が生ずるだろう。しかしデュストロス月かマルティオス月、またクサンティコス月かアプリリオス月ごろに傷害が生じよう。†?????†牛たちの死を、しかし顕著な冬を〔象徴する〕。しかし果実は少量であろう。小さな豆類の不作、しかし豚とか仔豚の、北風のせいでの破滅、しかしある嚮導者の登場が起こることを〔象徴する〕。
(122) 獅子宮。もし雷鳴がとどろけば、穀物と果実の破滅を象徴し、西に異端と弊害と動き[と諸々の冬]と瘡病と女たちに流産、また彼女たちには諸々の大きな危険も出来する。†?????†また黴も生え、美しい冬も突発することを〔象徴する〕。
処女宮。もし雷鳴がとどろけば、愛友たちと王たちの破滅と、アイギュプトスに揺れ、西方の諸々の場所<に>より多くの人たちに諸々の危険、小麦の腐敗と大麦と豆類との破滅を〔象徴する〕。しかし鳥類はすべて<……>???。多衆には海での返報<と>瘴気が生じ、†&人間的な日#8224;頃に諸々の悲しみを明らかにする。???だが遅い冬を。人間どもには死をもたらす。
天秤宮。もし雷鳴がとどろけば、諸々の戦争とお互い同士の殺戮を明らかにし、多数の打撃と飢饉、数多くの野獣、果実の腐敗が生ずることを〔明らかにする〕。その後には、より多くが破滅する。また顕著な冬と果実の多産と河川の流れがあるはずだが、巡察者たちがいることと、敵意ある巡察者たちのせいで南方出身の或る者たちが破滅させられ、息子たちには<……が>生じることと、西方の諸々の場所に飢饉と、居住地の諸々の環境と移動、四足動物と爬虫類の破滅、また犬どもの狂乱とより多くの病が〔生じることを〕。
天蝎宮。もし雷鳴がとどろけば、飢饉と殺し合いを明らかにする。また鳥類は破滅し、果物の腐敗が生じることを〔明らかにする〕。顕著な冬も生じ、人の住まいする北方の地は掠奪にさらされるために、信頼のおける場所場所を恨むことになることを〔明らかにする〕。また王の別の継承も〔生じることを明らかにする〕。そして集結した当の者たちが互いに行為しあい、群衆がこれに襲いかかる〔ことを明らかにする〕。
(123) 人馬宮。もし雷鳴がとどろけば、その地方の競合と揺れを象徴し、山地<の>穀物やあらゆる種類の果実の腐敗を〔象徴する〕。平野の産物[???]や、あらゆる果実と四足動物の<……>、また東方の幾つかの場所場所に洪水を〔象徴する〕。また遅い冬も生じ、多数の蝗が住民たちに出現することを象徴する。しかし後には<海>に没し、人の住まいする全地に歓喜が起こる。
磨羯宮。もし雷鳴がとどろけば、40日間の降雨を象徴する。また王の揺れと汚名と陰謀と大いなる不適切を〔象徴する〕。しかし後には王たちが登場することを〔象徴する〕。また僅かな飢饉と人間どもの死が生じるが、最多の果実の腐敗が〔生じることを象徴する〕。その場所の豆類は黴びるだろう。諸々の場所に霜、海に豪雨、最大の冬がある。また多数の船の破滅と偉大な人々の消失、諸々の柔弱さと危険な病が生ずること〔を象徴する〕。
宝瓶宮。 人馬宮。もし雷鳴がとどろけば、諸々の戦争と、あらゆる海岸地帯に歓喜を明らかにする。人間的なものに諸々の病と柔弱さを〔明らかにする〕。小麦と大麦とそれらの同類のものらの豊作。しかし豆類の寡作。数多くの多彩な顕著な嵐が生じ、より多く種播かれたものらや植えられたものらが生じることを〔明らかにする〕。しかし爬虫類の破滅、王宮に陰謀と罠が生じるが、選ばれた者たちと堅果の腐敗が生ずること〔を明らかにする〕
双魚宮。 人馬宮。もし雷鳴がとどろけば、場所場所に小麦の腐敗が生じ、都市に居住する人間どもに僅かな危険と動揺と飢饉と破滅が生じるが、後には全員が互いに救出される。また顕著な嵐も万事において美しく且つ僅かであるが、初めの〔雨〕と後の〔雨〕は充分で、〔作物は〕成長し美しい。だが牛たちの破滅、とりわけ爬虫類と野獣と,そういったものらに近似したものらの〔破滅が生じることを〕。東と西と中央の場所場所には、部分的・地域的な成長が生じること〔を明らかにする〕。
2018.11.24. 訳了
[マケドニア暦]
マケドニアの暦月は以下のとおりである。
10月:ディオス DivoV
11月:アペライオス =Apellai:oV
12月:アウドゥナイオス Aujdunai:oV or Aujdnai:oV
1月:ペリティオス PerivtioV
2月:ドュストュロス DuvstroV
3月:クサウディコス or クサウティコス XandikovV or XanqikovV
4月:アルテミシオス or アルタミティオス =ArtemivsioV or =ArtamivsioV
5月:ダイシオス DisivsioV
6月:パネーモス or パナモス PavnhmoV or PavnamoV
7月:ローイオス LwvioV
8月:ゴルピアイオス Gorpiai:oV
9月:ヒュペルベレタイオス +Uperberetai:oV |