12宮の雷鳴占いについて
ギリシア占星術文書目録4350_145
預言者ダウィドの雷鳴占い
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[底本]
TLG 4350 145
Brontolovgion Dabi;d tou: profhvtou (e cod. Paris. gr. 2316, fol. 325v)
Astrol.
Date of manuscript = A.D. 15
P. Boudreaux, Codices Parisini [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 8.3. Brussels: Lamertin, 1912]: 168-169.
8.
(168)
預言者ダウィドの雷鳴占い
イアヌゥアリオス月〔1月〕は30日を持ち、昼は10刻限、夜は14刻限である。もし雷鳴が鳴れば、美しい。全世界にとって好機嫌であり、大いなる顔〔人物〕の死を象徴する。だがもし地震が起これば、小麦の僅少。
ペブルゥアリオス月〔2月〕は28日を有し、昼は11刻限、夜は13刻限を有する。もし雷鳴が鳴れば、多くの善き事どもを象徴する。仕業は増えてゆくだろう。だがもし地震が起これば、戦争の動きと大いなる権力者が殺戮されるだろう。
マルティオス月〔3月〕は31日を有し、昼は12刻限、夜は12刻限を有する。もし雷鳴が鳴れば、葡萄酒の産出と小麦の産出と善き事どもが多い。だがもし地震が起これば、戦争の動きと偉大な者たちの破滅多し。
アプリッリオス月〔4月〕は30日を有し、昼は13刻限、夜は11刻限を有する。もし雷鳴が鳴れば、善い。小麦<多く>、湿気と果物多く、果物の産出多し。だがもし地震が起これば、病気の災難と戦争の動きを明らかにする。
マイオス月〔5月〕は31日を有し、昼は14刻限、夜は10刻限を有する。(169) もし雷鳴が鳴れば、世界に混乱を象徴する。だがもし地震が起これば、場所場所を疫病が襲う。
イウゥニオス月〔6月〕は30日を有し、昼は15刻限、夜は9刻限を有する。もし雷鳴が鳴れば、善くなく、ひとびとの絶滅。だがもし地震が起これば、致命的なこと多く、飢えが襲い、炎熱と不安を引き起こす。
イウゥリオス月〔7月〕は31日を有し、昼は14刻限、夜は10刻限を有する。もし雷鳴が鳴れば、最大の人が死に、人々の混乱。だがもし地震が起これば、諸々の地方に没落を象徴する。
アウグゥストス月〔8月〕は31日を有し、昼は13刻限、夜は11刻限を有する。もし雷鳴が鳴れば、善きことを象徴する。だがもし地震が起これば、多くの闘争と最大の者たちの没落が。
セプテムブリオス月〔9月〕は30日を有し、昼は12刻限、夜は12刻限を有する。もし雷鳴が鳴れば、小麦と葡萄酒多し。だがもし地震が起これば、飢えと騒動を象徴し、諸々の病気の災難を明らかにする。
オクトーブリオス月〔10月〕は31日を有し、昼は11刻限、夜は13刻限を有する。もし雷鳴が鳴れば、葡萄酒とオリーブ油、あらゆる副食の飽満。だがもし地震が起これば、飢えが襲い、知者たちが死に、支配者たちの継承を明らかにする。
ノエムブリオス月〔11月〕は30日を有し、昼は10刻限、夜は14刻限を有する。もし雷鳴が鳴れば、あの地方における多くの騒動を象徴し、諸々の病気の災難を[悪しき事は生じない]。だがもし地震が起これば、死の災難を明らかにする。
デケムブリオス月〔12月〕は31日を有し、昼は9刻限、夜は15刻限を有する。もし雷鳴が鳴れば、諸々の地方に腐敗と、最大の人々の突然死を象徴する。だがもし地震が起これば、大いなる顔〔人物〕の、別の者に対する別の者の反逆と、多量の小麦と、オリーブの余禄??<と>善さを明らかにする。
2019.02.18. 訳了
「12ヶ月の雷鳴占いの説明」
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