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ギリシア占星術文書目録4350_151

カレンダエ占い





[底本]
TLG 4350 151
Calandologion (e cod. Paris. gr. 2381, fol. 72)
Astrol.

Date of manuscript = A.D. 16
P. Boudreaux, Codices Parisini [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 8.3. Brussels: Lamertin, 1912]: 191-192.



8.
(191)

イアヌゥアリオス月〔正月〕のカレンダエにおけるローマの鳥占い

 sol.jpg。イアヌゥアリオス月〔正月〕のカレンダエが太陽の第1日であれば、戦争と執政官たちの諍いと家来たちの仲違いがあるが、乾燥した果物は腐らず、名声は意想外なほどである。
 月〔月曜〕の第2日であれば、必需品は豊富、大気は冷たいが、堅果はどっさり増やすだろう。
 火星の第3日であれば、病も燃えさかり、葡萄やオリーブや豆類は腐ることはないが、同族の党争がある?。
 水星の第4日であれば、幼児はだめになり、病は胎の流出に起因し、日中に???の女たちに起こり、飢えは総じて絶望的である。
(192) 木星の第5日であれば、万事は良好だが、機会は雪催い雨催いで、河川も個人の寝床を満たすことがないほどである???。
 金星の第6日であれば、執政官たちには騒動が、果実に豊作と共同体に大戦争、人間どものには,とくに若者組には破滅が。
 土星の第7日であれば、

2018.05.31. 訳了


[カレンダエ]
 ローマの暦では、各暦月に、月相に対応した3つの特別日を設ける。つまり、月の初日〔昨日〕をカレンダエ(Calendae)、上弦の月に相当する第5日〔ただし大の月=3月、5月、7月、10月は第7日〕をノーナエ(Nonae)、満月に相当する第13日〔ただし大の月は第15日〕をイードゥースと呼び、この特別日を起点として逆算して日を呼んだ。
 例えば、9月(セプテムベリオス月)を例に採れば、以下のようになる。

ローマ暦での9月各日の名称

9月1日:9月のカレンダエ
9月2日:9月のノーナエの4日前
9月3日:9月のノーナエの3日前
9月4日:9月のノーナエの前日
9月5日:9月のノーナエ
9月6日:9月のイードゥースの8日前
9月7日:9月のイードゥースの7日前
9月8日:9月のイードゥースの6日前
9月9日:9月のイードゥースの5日前
9月10日:9月のイードゥースの4日前
9月11日:9月のイードゥースの3日前
9月12日:9月のイードゥースの前日
9月13日:9月のイードゥース
9月14日:10月のカレンダエの18日前
9月15日:10月のカレンダエの17日前
9月16日:10月のカレンダエの16日前
9月17日:10月のカレンダエの15日前
9月18日:10月のカレンダエの14日前
9月19日:10月のカレンダエの13日前
9月20日:10月のカレンダエの12日前
9月21日:10月のカレンダエの11日前
9月22日:10月のカレンダエの10日前
9月23日:10月のカレンダエの 9日前
9月24日:10月のカレンダエの 8日前
9月25日:10月のカレンダエの 7日前
9月26日:10月のカレンダエの 6日前
9月27日:10月のカレンダエの 5日前
9月28日:10月のカレンダエの 4日前
9月29日:10月のカレンダエの 3日前
9月30日:10月のカレンダエの 前日
10月1日:10月のカレンダエ
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