<パルコスの>春の転換について
[人物] 9,1 (157) <パルコスの>4つの時機について もし、探究されるクリマにおける嚮導者たちと支配者たちに将来何が起こるかを知りたければ、太陽がいつ白羊宮の第1分に入座するか、いかなる日と刻限かと太陽を計算せよ、そしてこれを定めた後、同じ刻限における自余の星々と月と昇交点を厳密に計算せよ。そして星々の位置を定めた後、太陽が白羊宮において昼夜平分時を形成する同じ刻限における (158) ホーロスコポス、残りの基本方位とその〔基本方位の〕続いて昇るものらとその答えを厳密に計算せよ。そうして12のトポスを定めた後、諸々の時間の区別についての箇所で述べられたとおり、アペティコスなトポスに立つアペテース〔prorogator〕を厳密に求め、アペテースを見出した後、その家の主星を考察せよ。これこそが将来起こることを明らかにするからである。次いで、ホーロスコポスとその家の主星をば、いずれのトポスに落ちたか、同様にまた太陽もいずれのトポスに〔落ちたか〕を視よ、そうして両方を考察せよ。そこでもし、太陽が悪しきトポスに、しかしホーロスコポスの主星が美しい〔トポス〕に〔落ちたの〕を見出したら、その年は敵たちにとっては美しいが、嚮導者には悪いと言え。だがもし太陽は美しい情態だが、ホーロスコポスの主星は悪い〔情態〕だったら逆のこと、つまり、嚮導者には美しいが、群衆には悪いと〔言え〕。次いで、アペテースに見出される主星が、太陽とホーロスコポスとホーロスコポスの主星に対して証言をどのように有するか視よ。そうして、もし太陽は美しいトポスに立っているのを視るが、ホーロスコポスとその主星が悪しきトポスに落ちてアスペクトをなしているのを視たら、その年は支配者たちには勝っているが、群衆には劣っている〔と言え〕。次いで、アペテースがいかなるトポスに落ちており、どの星がこれを迎え入れ、どの星がこれに光線を放っているかを視よ。もし〔それが〕吉星なら、〔将来起こることは〕善いが、凶星なら、劣悪だと言え。そこでもしアペテースの主星が上昇する星ないし、地平上の半球にある星、ないし有声の獣帯星座内にあるなら、それに象徴されることは明らかである。だがもし沈む星、ないし太陽の15度以内、ないし地平下の半球にあれば、その効験は秘やかである。土星が降交点とともにホーロスコポス内に見出されると、民たちには善事の明証、支配者たちにはつまらぬことの〔明証〕である。もし凶星がホーロスコポスから第2のトポスに見出されたら、人生について悪にあると言え。だがもし第3のトポス内になら (159) 兄弟姉妹について〔悪である〕、また黄道12宮(dwdekavtropoV)において同様に計測せよ。そこでもし、木星ないし金星が昇交点とともにどんなトポスにでも落ちると、支配者たちにとって美事の原因が確実となろう。またこれらの事柄とともに、象徴される事柄を明らかにする星が落ちた宮の自然本性を見よ、そしてそうやって悪であれ善であれが起こると表明せよ。そこでもし、火星が降交点とともにアペテースであるなら、火星が確保する宮を相続した地方における戦争の流血と、熾烈な戦争を明らかにする〔星〕である。だがもし火星が転換宮に見出されるなら、支配者がトポスからトポスへと動くことを明らかにする。だがもし太陽を1/4対座ないし1/2対座にする他の星が見出され、特にもし破壊的<且つ>凶星であるなら、戦争と諸々の策謀を象徴する。だがもし、誰が勝利するかを見たいなら、太陽と前述の星がどこに立ったか、つまり太陽が1/4対座か1/2対座か、また両者の家の主人と、太陽と星の位置を凝視せよ。そしてもしその星をホーロスコポスあるいは天の中央に見出すが、太陽は第7トポスないし地平下にあるのを〔見出し〕、諸々の吉星は太陽の後から昇るが、諸々の凶星がその星の〔後から昇る〕なら、主星が悪く落ちた故に怯懦で弱々しいことを象徴する。しかしその民の方は、諸々の吉星が太陽の後から昇る故に、有力で強力である。また上記の星が強いのは、基本方位、つまりホーロスコポスとか天の中央とか見出されたからだが、その民の方は怯懦で虚弱なのは、諸々の凶星がその後から昇る故である。だがもし美しいトポス内や、諸々の吉星に証言されるなら、善事を明らかにする。だがもし悪しき〔トポス〕内や凶星のもとにあるなら、劣悪な事を〔明らかにする〕。また、両者の家の主星をも凝視せよ、そして例えば諸々の吉星によって証言される〔星〕を見出すなら、それは他の者に勝つだろう (160) と言え。だがもし火星が太陽に1/4対座になるか、その1/2対座になるなら、支配者たちにとって悪い〔と言え〕。だがもし同じ形〔星位〕でホーロスコポスないしその主星を凝視するなら、クリマに使用された宮において群衆にとって有害だと言え、例えば、もし白羊宮内になら、ペルシアにとって、だがもし獅子宮内になら、トゥウルキアにとって、だが天蝎宮内になら、シュリアにとって、巨蟹宮内にならローマニアにとって、だが宝瓶宮内になら、インディアにとって〔有害だと言え〕。だがもしアペテースの星が水星で悪行される〔星〕なら、害はヘルメースの子どもたち、つまり交易業者たちとか書記たちや、そういったものらに類似した子どもらにあると言え。だが,金星が人間どもの生において同様に悪行されるなら、虐待をもたらす。とりわけ、もし女性宮内にあるなら、女たちの中に害があるだろうことを明らかにする。だがもし嚮導的宮内になるなら、支配的な女たちに〔害があるだろうことを明らかにする〕。そこで、太陽からの第8トポスを凝視し、そうしてもしそこに火星が見出されたら、戦争と殺戮と騒動を明らかにする〔星〕が、火星が立ったそのトポスにある。同様にまた月からの第8トポスを凝視し、太陽について前述されたとおり表明せよ。だがもし殺戮ないし死が起こることを知りたいと思うなら、火星を凝視し、星々のうちこれとともにあるはどれか、どこか、これを凝視せよ。なぜなら、もし木星が人間の形をした宮にあって火星を凝視するなら、殺戮〔あると〕言え。だがもし家畜的ないし野獣的宮からのアスペクトにあるなら、死はあるが殺戮はないと言え。だがもし土星が1/4対座ないし1/2対座から火星とアスペクトをとるなら、死はあるが殺戮はないと言え。だがもし土星がこれと1/3対座になるなら、戦争と殺戮があるだろうことを明らかにする。だがもし火星が死を象徴し、男性的宮にあるなら、男たちに死を明らかにする。だがもし女性的〔宮〕にあるなら、女たちに〔死を明らかにする〕。またこれに関して一部の人たちが調べるのは月と、これとともにあるか、(161) あるいはそれから第8のトポスにある凶星である。そうして、もし火星が見出されたら、殺戮を明らかにする。だがもし土星が〔見出されたら〕、死を〔明らかにする〕。だがもし木星が降交点とともにたまたま悪しきトポスにあって火星に証言されるなら、殺戮を明らかにする。だがもし土星がこれ〔月?〕をアスペクトにするなら、死を〔明らかにする〕。さらにまた諸々の宮と諸々の星の自然本性をも考察し、上述の事柄にしたがってそのように表明せよ。だがもし効験がいつ生じるか知りたいなら、月と凶星を視よ、転換宮に 1/4対座ないし1/2対座ないし合にしろ あるかどうかを。そしてそれ〔月〕からどれだけの度数、どれだけの日数隔ったているかを。だがもし〔転換宮にではなく〕二重身〔宮〕に〔ある〕なら、弦月の〔日数〕で〔どれだけ隔たっているかを〕。だがもし不動宮に〔ある〕なら、年数で〔どれだけ隔たっているかを〕。 別法ホーロスコポスとその主星を、何度隔っているかを視よ、そうして、隔たっているだけを、日数であれ月数であれ年数であれ、上述のように遡及的に???与えよ。昼間なら、ホーロスコポス度数からその家の主星の度数までを。夜間なら2倍、つまり家の主星からホーロスコポスの度数までを。一部の人たちは、ホーロスコポスからその主星までを獣帯星座によって数え、そうして、見出された宮の数だけの日数ないし月数ないし年数がある、と言う。だがもしホーロスコポスとその家の主星との中間に二重身の宮が見出されたら、日ないし月ないし年は2倍だと彼らは言う。 2019.11.09. 訳了 |