ヘーラクレイオス
[略伝](出典:Wikipedia「Asclepiades the Cynic」) 哲学者アスクレーピアデースのことは、Magnentiusの歴史の中ですでに言及したが、彼がくだんの郊外にユリアヌスを来訪したとき、外国に行くときいつも携えている銀製のDea Caelestisの小像を立像の高い足元に据えて、いつものとおり何本かの蝋燭に火を点けて立ち去った。夜半過ぎ、誰もいないときにこの蝋燭から飛び散った火が、非常に古い木造物に移り、燃えあがった。 Dea Caelestis〔「天の女神」の意〕は、アスクレーピアデースがいつも携えていた小さな立像で、ローマ名では、カルタゴの守護女神Tanitのことである。アスクレーピアデースは390年頃まだ生存しており、彼の親類の女性がSymmachusによってMagnillusに推薦されている〔Symmachus, Epistles, v. 31〕。 これより少なくとも2世紀早く、アスクレーピアデースと呼ばれる別の犬儒者がTertullianによって言及されている。このアスクレーピアデースは、乳牛の背に乗って世界を見渡し、その乳房から時々ミルクを飲んでいたという。 |