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犬儒派作品集成

ヘーラクレイオス

〔後4世紀〕



[略伝](出典:Wikipedia「Heraclius the Cynic」

ヘーラクレイオス(+HravkleioV)あるいは、Heraclius(後4世紀)
 犬儒派哲学者。彼に対する駁論を、ユリアヌス帝が第7書簡の中に書いている〔Julian, Oration 7: To the Cynic Heracleios. cf. Eunapius, fr. 18; Libanius, Orations, xvii. 16, xviii. 157〕。ユリアヌスによれば、ヘーラクレイオスは彼の前で寓意的物語を開陳し、そのなかで、自らはユピテルの役を演じ、皇帝にはパーン神の役をあてがったという。この寓話による攻撃、神々に対するヘーラクレイオスの無礼にもかかわらず、ユリアヌスは沈黙を守った。それは、ヘーラクレイオスに沈黙を押しつければ、自分が偏執症患者のように思われはしないかと恐れたからである。対面はユリアヌスがコンスタンティノープルにいる間に起こった〔Libanius, Orations, xvii. 16〕。ユリアヌスは後に長い論説を著し、犬儒者は見せかけや欺瞞の敵対者たるべきであり、寓話を著すべきではないこと、もしも寓話を著すのであれば、少なくともそれは真面目で、教訓的で、宗教的内容であるべきことを述べている。

 もう一度、ヘーラクレイオスがユリアヌスの親戚Procopiusに対して大胆な行為に及んだ出来事を耳にする機会がある〔Eunapius, fr. 31. Müller〕。これの歴史的状況は、ユリアヌスの後継者Jovianの死に続いて、Procopiusが帝国を掌握しようとした(が、最終的には失敗した)時のことである。

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