砂漠の師父の言葉(Ψ)
437."12t" 437.14 437.20 3 師父オールは弟子の師父パウロスに言うを常とした。「注意せよ、この修屋に余計な言葉を決して持ち込まないよう」。 4 あるとき、師父オールの弟子パウロスが、ナツメヤシの枝を買いに出かけたところ、他の人たちが先着していて、内金を払っているのを見出した。師父オールはどんなときでも、内金を払ったことはなく、その機会には代金を払って買っていた。そこで、彼の弟子は枝を求めて別のところに行った。すると彼に庭師が言う。「ある人がいつぞやわしに内金を払ったが、まだやって来ない。だから、あなたがこの枝を持っていくがいい」。そこで彼は校を受けとって長老のところに戻り、そのことを彼に告げた。すると、それを聞いて老師はその手を叩いた、いわく。「オールは今年は働かない」。そうして、枝をその場所に返すまで、中に入れることを赦さなかった。 5 師父オールが云った。「わしが誰かに反対の想念を持っているのを見たら、彼もわしに対して同じ〔想念〕を持っていると知れ」。〔Anony132〕 6 師父オールの村の近所に、ロンギノスという名の人がいて、大いに施しを行っていた。さて、師父の一人がロンギノスのところに来たとき、彼は自分を師父オlルのところに連れて行ってくれるように願った。そこで、この修道者は長老のところに行って、その村人を褒めて言った。「彼は良い人で、たくさんの施しをしていますよ長老は考えつつ言った。「そうだ、彼は良い人だ。」そこで初めて兄弟は願って言った。「師父よ、彼があなたに会いに来ることをお許しください。」長老は答えた。「実際、彼はわたしを見るために、この谷を渡ろうとはしないだろう。」 7 師父シソエースは師父オールに、お言葉をくださいと願った。彼は言った。「そなたはわたしを信頼しているか。」師父シソエスは「はい」と答えた。そこで、長老は言った。「行って、わたしが行っていることを行え。」彼は言った。「父よ、わたしはあなたの中に何を見るのでしょうか。」長老は語った。「わたしの考えはすべての人よりも劣っている、ということだo」 8 師父オールと師父テオドーロスについて言われている、 彼らは善き初め方で開始し、絶えず神に感謝する人たちであった。 9 師父オールが云った。「謙遜が修道者の花冠」。〔Anony98〕 10 彼はさらに云った。「値打ち以上に評価されたり称賛されるような者は、大いに害を被る。他方、人々に全く評価されないような者は、上界で栄光を受けるであろう」。〔1部ニステロオス5、Anony300〕 440.20 12 彼はさらに云った。「いかなる試練にあっても、人をではなく、自分自身のみを非難せよ、わたしの罪のせいでこれらのことがわたしに結果したのだと言って」。〔主題別15-79、Anony305〕 440.32 440.40 15 さらに云った。「もしそなたの兄弟を中傷し、そなたの意識(suneidvV)がそなたを苛むなら、行け、彼の前に跪き、『あなたを中傷しました』と云え、そしてもはや誑かされないよう気をつけよ。中傷は魂の死だからじゃ」。 字母順の終わり。 2015.12.13. |