|  シビュラの託宣・第4巻 
						
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 原始キリスト教世界
								シビュラの託宣
									第5巻(1/2)
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 5."T1"第5巻
 5.1さあ、わたしのところに来て、ラテン人の子らの嘆きの時を聞け。
 まことにまず、滅ぼされるエジプトの王たち、
 すなわち同じ大地が下へと運びきたったすべての者たちのあとに、
 またベラの市民  そのもとに東全体と多幸の西とが投げ倒され、
 その人をバビロンが恥ずかしめたが、その死体はフィリッボスに渡した者、
 また真実にはゼウスの子ともアモーンの子とも呼ばれなかった者  のあとに、
 また、トロイアから出、火の勢いを裂いた
 アッサラコスの家系また血筋なる者[028]のあとに、
 5.10
 さらにまた多くの君主たちのあとに、アレースに愛しまれる輩のあとに、
 また未熟な者、羊を食う獣の子ら[029]のあとに、
 第一の君主があるだろう。その人は頭文字によって
 十の二倍〔Κ〕に達するだろう。また戦いにおいて、長い間征覇するだろう。
 彼は第一〇番目の文字〔Ι〕から最初の文字を得るだろう。こうして彼のあとには
 音の最初の文字〔Α〕に当たる者が支配する。
 トラキアとシチリアは彼を恐れてすくみ、のちにはメンフィス、
 指導者らの悪と、波間に身を投げた御しがたい女の悪とによって
 打ち倒れたメンフィスも〔恐れた〕。
 彼は民らのために法を定め、すべてのものを従えるだろう。
 5.20
 彼は長い年月ののちに、他の者に支配を譲るだろう。
 その者は数で三〇〇の文字〔Τ〕を頭に持ち、
 河自身の名を有し、ペルシアと
 バビロンを支配する。その時には槍でメーディアを倒すだろう。
 その後、数で三〔Γ〕の頭文字を得る者が支配するだろう。
 また、その後支配する王は一〇の二倍〔Κ〕の頭文字を
 持つだろう。彼はアウソニアの船の下に波頭を立て、オケアノスの水の果てにまで至るだろう。
 それから、五〇〔Ν〕という頭文字を得る者が支配者となるだろう。
 〔彼は〕恐ろしい蛇であって、激しい戦火を吹き出す。彼はいつの日か手を
 3.30
 自分の身内の者のことで伸ばし、〔これを〕滅ぼし、すべてのものを悩ますだろう。
 それは彼が争い、追い払い、殺し、万事を強行するからである。
 また彼は二つの海にはさまれた山を貫き、血で〔それを〕汚すだろう。
 しかも彼は隠れる時にさえ荒らす者であるだろう。さらにはもどってきて、
 みずからを神と等しくするだろう。しかし〔神は〕彼がそうでないことを悟らせられる。
 彼の後には、三人の君主が互いに滅ぼしあう。その後、敬虔な人々に対する大いなる破壌者がやって来るだろう。
 彼は一〇の七倍〔Ο〕の頭文字を顕著な〔印〕として示している。
 それからその子で最初に三〇〇〔Τ〕の頭文字を持った者が、
 5.40
 〔彼を〕恥ずかしめて権力を奪い取るだろう、が彼のあとに四〔Δ〕の頭文字を
 待った支配者が出て来る。(呪われた者よ。)さらにその後、
 聖教字で五〇〔Ν〕の敬虔深い人が〔出て来る〕。さらに彼に続いての頭文字を得る者、
 ケルトの山岳の人が東の戦いへと突き進み、
 惨めな運命を逃れられることなく、打ちひしがれるだろう。
 その死体は異国の塵が覆い隠す。しかし〔その塵は〕ネメアの
 花の名を持っている。彼の後には、他の者が治めるだろう、
 銀兜の男が。この者には、海の名がついている。
 彼はまったき最善の人でもあり、すべてのことを理解する。
 そしてあなたに、まったき最善の人よ、はるかに抜きん出た人よ、黒髪なびかす人よ、
 5.50
 そしてあなたの若枝に、これらのすべての日がやってくるだろう。
 その後、三人の者が支配するであろうが、第三の者は晩年に統治するだろう。
 三重に惨めな女〔であるわたし〕は、悪しきお告げを心のうちに置かれて身悶えする。*イシスに知己の女*〔であるわたしは〕、神託の神に憑かれた歌をも〔心のうちに置かれて〕。
 先ず、多くの嘆きを受けたあなたの神殿の階のまわりに、
 狂信女〔マイナス〕たちが殺倒し、その日には悪しき掌のうちに
 おちいるだろう。すなわち、ナイルがいつか
 エジプト全土を一六肘尺の深さまで浸して旅し、
 こうして〔ナイルが〕その流れによって全地を洗い、水浸しにする時に。
 すると大地の恵みと顔のかがやきとは沈黙するだろう。
 5.60メンフィスよ、おまえはエジプトのためにいとどしく泣き悲しむだろう。
 なぜならかつて大いなる者として地を支配していたおまえが、
 惨めな者となり、こうして雷を喜ばれるかた自身が
 大きな声で天から叫ばれるからである。「大いなる力のメンフィスよ、
 かつて、小心なはかなき者たちに向かってはなはだ誇っていた者が、
 打ちひしがれ、幸いとてないままに悲しみ泣くであろう。このため、
 永遠の不死なる神が雲のうちで御身に気づかれることだろう。
 人々の間であれほどに勢力のあったおまえの精神はどこにあるのか。
 おまえが、神から油注がれたわたしの子供たちに向かって猛り狂い、
 善き人々に対して悪をそそのかした、
 5.70
 そのことのゆえにおまえは罰としてこのような乳母を与えられるのだ。
 もはやおまえは祝福された者たちの中で公然とは権利を持たないだろう。
 おまえは星からおちた。天に昇ることはないだろう。
 終わりの時に、すなわち人々がまったく悪しくなる時に、エジプトに向かってこれらのことを語るように神は命じられた。しかし悪しき者は、不死にして雷を轟ろかし天にいたもうかたの災いと怒りとを待っているがゆえに、惨めである。
 彼らは神に代えて石や怪獣を拝し、
 他方で別の極めて多数の物を恐れている。それにはなんのことばもなく、
 心もなく、耳もない。わたしには口に出すこともはばかられるもの、
 5.80
 人間の手によって生まれた偶像の数々である。
 己が労と向こう見ずな考えから、
 人間は木や石や、
 銅や金や銀の神々を取り入れ、虚しく、
 命なく、ことばなく、火の中で鍛えられたものを
 作った。それは彼らがあざむかれてこれらのものを信じたからである。
 トゥクムイスとクスイスとは患難のうちにあり、〔  〕
 へラクレスとゼウスとヘルメスの〔町々も〕。
 またアレクサンドリア、町々の聞こえ高き養育者よ、おまえを
 戦争と〔疫病と〕が見のがしはしない。〔いやおまえは〕
 5.90
 傲慢の報いを受け、かつてなしたすべてのことの償いをするだろう。
 永い間おまは沈黙し、帰還の日〔    〕
 もう滋味豊かな飲み物〔を与えるナイルは〕おまえのために流れはしないだろう。〔  〕
 なぜならべルシア人が嵐のようにおまえの〔  〕に来て、
 おまえの地と悪を謀る者どもとを滅ぼすだろう。
 彼は血と死体とによって〈祭壇を満たすように〉。
 野卑な心を持ち、力が強く、血気にはやり、愚かしいことに激昂し、
 砂のように多くの群集とともに〈おまえに破滅をもたらすために〉。
 その時には、諸々の都市の中の栄華をきわめたおまえが、はなはだしく苦労するだろう。
 全アジアが贈り物のゆえに泣き悲しむだろう。おまえの贈り物の中から
 5.100
 〔アジアは〕頭に冠をして喜んでいたが、今や地に伏している。
 ペルシア人の地を得る者が戦争をしかけ、人という人を殺したのち、すべての命を絶やすだろう。
 こうして哀れな人間どもには第三の定めが残るばかり。
 ふたたび彼は軽く飛躍しながら西から飛来する。
 彼はすべての地を攻囲し、すべての地を荒廃させる。
 しかし彼が力の絶頂に達し、憎むべき野望を抱く時、
 彼は祝福された者の町まで滅ぼそうと望んでやって来る。
 そして彼に対して神から送られたひとりの王が、
 すべての大いなる王たちとすぐれた人々とを滅ばすのである。
 5.110
 それからこのようにして不滅のかたから人間に対して審きが下る。
 わざわいだ、わたしの哀れな心よ。おまえはなぜわたしを駆り立ててエジプトに向かって支配の痛ましい分裂を示させようとするのか?
 東へ行け。物わかりの悪いペルシア人の族へ。
 そして彼らに現在のことと、やがて起ころうとしていることを示せ。
 エウフラテスの河流が洪水をもたらし、ペルシア人もイベリア人もバビロンの人々も、
 戦争を好み、弓矢に信を置くマッサゲタ人も滅ぼすであろう。
 全アジアは火に包まれて島々までも燃え上がるだろう。
 かつて聖らかであったベルガモはその礎から崩されるだろう。
 5.120
 またピタネはただ荒廃として人々の限に映るだろう。
 レスボス全体は底深く沈んで滅亡するだろう。
 スミュルナはいつの日か断崖から転落して泣き悲しむだろう。
 かつて敬われ、その名を響かせた女が滅びる。
 ビテニア人は自分たちの地が灰燵に帰したのを泣き悲しむだろう。
 また大いなるシリアと民多きフェニキアのことを。
 おまえはわざわいだ、リュキアよ。海がおまえに悪しきことを因っているから。それはひとりで痛ましい地の上にはい上がり、
 災いな地震と激流とによって、
 リュキアの湖水と、かつて投薬の香りの漂った陸地とを洗うであろう。
 5.130フリュギアにはその(狂態)のゆえに恐ろしい憤激が待ち受けている。
 その(狂態の)ためにゼウスの母レアはおとずれ、そこにとどまった。
 詩人たちは三重に惨めなギリシアのために泣き叫ぶだろう、
 イタリアから大ローマの偉大な王、神に等しき者が(その)首筋を打つ時に。
 5.140
 彼はたれあろうゼウスと令室へラとが生んだのだと人は言う。
 詩神ともまごう声の、蜜のような歌彗に拍手を求めながら、惨めな母とともに多くの者を殺すだろう。
 恐ろしくまた恥知らずな王がバビロンからのがれるだろう。
 すべての人とすぐれた人々とは彼を嫌悪するだろう。
 なぜなら彼は多くの人を滅ぼし、胎に手をかけ、
 妻らに対して罪を犯し、汚れた親から生まれたからである。
 さて彼はメディア人とペルシアの王たちの所に来るだろう。
 それは彼が最初に慕った者たちであり、彼らには名誉を与え、
 其の民に敵対して、これらの悪しき者らといっしょに穴ぐらにひそんでいる。
 5.150
 彼は神によって建てられた神殿を奪取し、市民や室(神殿に)上ってきた人々、すなわちわたしが正当にほめ歌った人々を焼き殺した。
 というのもこの者が(死んだ時)、全被造物は震い、
 土たちは滅んだから。そしてその中に支配がとどまった
 者らは大きな町と義しい民とを滅ぼし尽くしたのである。
 しかし四年ののちに大いなる星が輝やく時[030]、その星は一つで全地を滅ぼすが、それは初め人々が海神ポセイドンに奉った(ところの)誉れによるのである−−
 大いなる星は天から聖き海に下り、
 深い海とはかならぬパピロンと
 5.160
 イタリアの国とを焼くであろう。その国によって
 多くの忠実なへブル人の聖徒らと真の民とは滅ぼされたのである。
 おまえは悪しき人々の中で悪しき働きに疲れ、
 こののち時の極書でも荒れ果てるだろう。〔 〕
 一声して自分の土地を憎むだろう。それはおまえが魔術を慕ったからである。
 悪しき国、すべてのものの中でもっとも凶しき定めの者よ。おまえのもとには姦淫と無法な少年愛と不義な女どもとがある。天わざわいだ、ラテン人の地にあるすべての汚れた国よ。
 蝮の毒を愛する狂婦、やもめなるおまえは堤の傍に坐し、
 5.170
 ティベル川はおまえのゆえに、自分の妻のゆえに泣き悲しむだろう。
 彼女は血に穢れた心と不敬虔な気性とを持っている。
 おまえは神がどのようなことをなしえ、どのようなことを計られるかを知らないのか?
 それなのにおまえは言った。「わたしだけがいるのだ、だれもわたしを滅ぼしはしないだろう」と。
 今こそ永遠にいます神が、おまえとおまえのすべての子らを滅ぼされるだろう。
 そしてもはや、かの地はかつてのようにおまえの跡をとどめることもないだろう。
 すなわち大いなる神がおまえの誉れを考量された時(のようには)。
 無法の女よ、燃え上がった火[031]と交わりつつただひとりながらえるがよい。
 またハデスにある、タルタロスの無法の国を住まいとするがよい。
 
 さてエジプトよ。今またわたしはおまえの妄挙を嘆いている。5.180
 メンフィスよ、おまえは膵を砕かれて苦しみの先導者となるだろう。
 おまえのうちなるピラミッドほ恥知らずな声を発するだろう。
 ピトム、かつてふさわしくも二部と呼ばれた者よ、
 永遠に沈黙するがよい。おまえが悪から離れるためである。
 倣慢な者よ、にがにがしい労苦の倉よ、涙の狂乱者よ、
 多くの涙を流す苦難の人よ、おまえはいつまでもやもめのままでいるだろう。
 おまえはただひとり世界を支配する者として幾年月をへたのに。
 しかしパルカが白い短衣を汚いものの上に着る時には、わたしはながらえることも、生まれて来ることもないように。 おおテーべよ、おまえの大いなる力はどこにあるのか。野卑な人が5.190
 民を滅ぼし尽くすであろう。おまえは灰色の衣を着て
 涙するであろう。不運な人よ、孤独の人よ、おまえはすべてのことを償わなければならない。
 かつて恥知らずな気性のゆえに行なったすべてのことを。
 人々は無法な働きのために悲しみ嘆くだろう。
 さてスエネはエジプト人の大いなる者が滅ぼすであろう。
 テウキラには黒肌のインド人が力ずくで占任するだろう。
 ペソタポリスよ、おまえは泣き悲しむであろう。そして強大な力を持つ人がおまえを滅ぼすだろう。
 涙にくれるリビアよ、だれがおまえの妄挙を語り尽くそうか?
 人間のうちのだれが、キュレネよ、哀れなおまえ(の姿)に涙しょうか?
 おまえほいとわしい破滅の時に至るまで、涙のかれることがないだろう。
 5.200
 ブリュグ人と金に恵まれたガリア人には
 多量の血に染んだ潮がうなるだろう。
 なぜなら彼らみずからが神の悪を行なったからである。それは
 フェニックス王がシドソの人々に対してガリアの
 大軍勢をシリアから導いた時のことである。彼はおまえの身を
 殺し、ラベンナよ、殺戮の先導者となるだろう。
 インド人また大度量のエチオピア人よ、おまえたちは事易しと構えていてはならない。なぜなら(弓形の)軸にはまった車輪である「山羊」と「牡牛」が「双子」の間で中天を回る時、
 5.210
 そして「乙女」が現われ、額に帯をつけた太陽が全天蓋を支配する時、
 全地で天体の大燃尽が起こり、
 星の戦争においては新しい創造が生じ、こうして
 火と叩きのうちにエチオピア人の全地が壊滅するだろう。
 おまえも泣くがよい、コリントよ、おまえのうちにある嘆かわしい破滅を。なぜなら三人姉妹のモイラたちが自在の糸で、
 謀り逃げてイストキスの丘へと来た者をからみ掃え、
 中空に引き上げ、すべての人が彼を見るに至る時、
 すなわちかつて鍛え抜かれた銅で岩を砕いた者を(見る時)、
 彼はおまえの地を滅ぼし、荒廃させるだろう、あらかじめ定められたとおりに。
 5.220
 なぜならまこと、この人に神は力を与えて、
 かつてあったすべての王たちのだれにも能わなかったことをなさしめたからである。
 まず彼は三つの頭から鎌で板をこ童(切り離し)、他の(大いなる)者らに取らせ、
 汚れた王の親の肉を食わせるであろう。
 というのもすべての人には殺りくと戦きがあるからであるが、
 それは大いなる町と義しい民とのゆえなのである。
 この民は配慮の神が特に高め、絶えず守られてきたのである。
 不確かな者よ、謀る者よ、惨めな定めを負う者よ。労苦の初めよ、人々には大いなる終わりなる者よ。
 5.230
 被造物が破壊されたが運命の女神たちによって回復される以上、
 倣慢よ、悪の先導者よ、人々のはなはだしい災いよ、
 人々の中の、だれがおまえを慕ったか。だれが心底からおまえを憎まなかったか。
 おまえのもとでひとりの王が倒され、敬虔な命を失った。
 おまえはすべてを無秩序に配し、すべての悪で水浸しにした。
 そしておまえによって世界の美しい平地は変じた。
 もしやわたしたちとの争いのためなら、これら最後のことを投げるがよい。
 おまえは何をどのように語るのか? おまえに勧めよう。たとえわたしがおまえをいささか責めるとしても(それを)語ろう。
 かつて人々の間には太陽の輝く光があった。
 なぜなら予言者たちの、同じ源からの光線が放たれていたからである。
 5.240
 蜜のしたたる舌がすべての人々においしい飲み物を示して、前にさし出し、日はすべての人のために昇っていた。
 しかし(おまえの)ゆえに、心の小さい、極悪の先導者よ、
 その日には剣と悲しみとが来るのだ。
 労苦の初めよ、人々には大いなる終わりよ。
 被造物が破壊されたが運命の女神たちによって回復されるのだから、
 聞くに耐えぬ、にがにがしい予言のことばを聞け、人々の災いよ。
 しかしペルシアの地が戦いとこ宍疫病と叩きとから解かれる時、その日こそは、祝福されたユダヤ人の神的な、また天的な種族が起こるであろう。
 5.250
 彼らは地の中央にある神の都のまわりに住むだろう。
 そして彼らはヨッパまでも長大な城壁をめぐらせて、
 黒い雲までも高く引き上げられるだろう。
 もはやラッパは開の声を挙げず、
 また人々が狂暴な憎しみの手によって滅ぼされることもないだろう。
 それどころか、悪の無い時代には、至る所にトロフィーが立てられるだろう。
 あるひとりの人、はなはだすぐれた人がふたたび天からおとずれるだろう。
 彼は実り多き木の上で手を張り広げた。
 彼はへブル人の中のもっともすぐれた者であり、かつて、美しいことばと聖い手によって呼びかけた時、太陽をとどまらせたのであった。
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