This page is GOKUAKU! 今年も怒り爆発(嘘)

躁鬱電波日記 '98/12


注意点:
  1. 最新の日記しか書いてないぞ。
  2. 短気な人間は読まんほうがいいぞ。
  3. 公序良俗に反する表現があるぞ。モラル?ナニソレ
7月の日記 8月の日記 9月の日記 10月の日記 11月の日記 | 最新の日記

12月2日(水)
「サッカーは俺が作った!」 (中田語録より:無断リンク)

 先日、東京よりオイラの特撮先輩であり特撮タテシマ研究所々長であるところのMAX氏が来阪。敵対関係にある特撮ヨコシマ研究所々長、みやこ女史と3人で梅田にて宴会を行った。
 特撮の話になるかと思いきや、話題の殆どは「やおい」について、であった。特撮についてはもう散々語り合ってるので新しい話題といえば新作関連、『ガメラ3』か『StarWars Episode I』くらいなもんなんであるある。
 で、みやこ所長より中島梓著『タナトスの子供たち』を借りた。ほう、栗本薫が「やおい」解説本を?もしかして「やおいは私が作った!」とか書いてるんじゃねーのか?
 みやこ所長「いや、ほんとに書いてますよ。『私が創始者』とか『リーダーだ』とか」
 うーん、なかなかキツイ文章が読めそうですな:-) と期待して読み始めたのだった。
 どうやらNIFTY-Serve のPATIOで発表された文章をメインに持ってきてるらしく、「(爆)」などという表現がそこかしこに使われていた。このセンスはなんなんだろう。プロの作家がこういう事をするとは。
 論旨は「さすが!」という感じだが、文章が「閉鎖的な集団の中で長年のたくってるオタクが書いたキッツイ文章」ってな感じ。「っていうか」とか「というか」の多用もなんとかして欲しかったところだ。読みづらいっつーの。しかも使い方を間違ってませんか?
 「っていうか」は弱い否定であって、「そういう意味ではなくてむしろ…」というような文章と置換できると思っていたが、この本では「つまり」とか「詳しく説明すると」などという文章に置換しないと論理的に矛盾するような使い方をしているのだ。そういう用法もあるとですか?星君。
 上のような理由で、思考が中断される個所が頻繁に存在する。さらに、みやこ所長からも指摘があったが、話が脱線していく個所が多くて、「とっととやおいに戻りやがれ!」と思うこともしばしば。
 ちょっと雑ですな。
 けど書いてある内容自体はかなり興味深いし説得力がある。資料的価値もあるし、これは買いであろうと思う素人やおい研究家(大嘘)のわし。
 ただ、やはりこの本は女性向けの本であって、オイラは男であるので、どうしても納得行かない部分や腹立たしく思える部分も多少ある。「悔しかったら立ちションしてみろ!」と何度か思った。嘘。
 まだ全部読んでないんで近日中に感想を書く予定。


12月6日()
ビデオ

 しかしなんで落ち着いて文を書くと悪口になるかね、オイラは。けなすことで対象物を貶めて、自分の(妄想上の)優位性を確認して悦に入るという極めてオス的な行動じゃろか?
 駄目だ。全然駄目だ。田舎に帰って脚本家を目指すのは諦めた方がいいのかもしれん…。
 そんな風に落ち込んでしまったので、昨日は明け方までヤケげー。「いただきストリート ゴージャスキング(だっせぇページ!:ユーザーのページの方が数倍ゴイスー!→ソフィーの洞窟:無断リンク)」略して「いたストGO!」のトーナメントモードに興じる。うめに勝てんとちゃ! ところでDreamcastの略称は「ムキャスト」でどうですか?(誰に?)
 某氏より電話があり昼過ぎに起床。毎週録画を頼んでるビデオが見たかったので、休日出勤するという某氏を強引に引き止め、遊びに行く。
 待ち合わせの古本屋&中古ゲーム屋にあったギャルゲーのポスターに男キャラを発見し、「攻略可能?」「どうせじつは女」などと話し合う。その後、某氏宅に移動し、先日の『クレヨンしんちゃん』が久々にアクション仮面モノだったのでそれも見せてもらう。TVを観てる「しんのすけ」と、TV番組内の「アクション仮面」の状況がシンクロしてるとこが良かったッス。まるで『オール怪獣大進撃』みたいで。ところで『グーニーズ』=『オール怪獣大進撃』説を提唱するが、どうか。そればっか。
 その後、某氏秘蔵のコレクションより『ウゴウゴ ルーガ』を何本か選び出して見せてもらう。シュール君の「選んで選んで」(「決めて決めて」?)の

などで爆笑。
 某氏は実家からまたビデオテープを大量に持ってきて、そのコレクションは、裏レンタル屋が開けるんじゃねーかというほどの充実度を示し始めていた。オイラはといえば、未だにビデオは数10本程度。TVは、見たい番組はあるし永久保存しておきたい番組もあるが、面倒なのでここ数ヶ月はまったく見てない。だいたい自室のブラウン管はデフォルトで90度回転して設置されてロックオン専用になってるし…。
 やはり物をきれいに整理して貯め込んでいくにはマメさが必要であるのだな、と実感した日曜日でありました。


ディープインパクト

 そろそろ『アルマゲドン』が公開される。多分「ビデオでええわ回路」が働いて労力削減ドリフトが発生し、観に行かないだろうと推測される。
 ところで、この映画と対になって紹介されるのが『ディープインパクト』。どっちも隕石(片方は彗星?)落下モノであるからだろうが、曰く「(アルマゲドンは)ディープインパクトには無かったカタルシスがある」とか。あと、よく聞くのが「(ディープインパクトは)登場人物が良い人すぎ。あんなに善良な人間ばっかりいるかよ」というもの。
 じつはオイラは『ディープインパクト』すら観ていないので断言は出来んのやが、これの監督さん、すんげー良い人なんではなかろうか。あとTVシリーズ『ER』の演出とかやってたみたいなんじゃよね。もしかして社会派?
 また例によって東宝映画ネタになるが、今年亡くなった黒澤明が、1994年に亡くなった本多猪四郎の作品(演出)を評して、「出てくる人物が良い人ばかり。パニックになれば警官であろうが我先に逃げるだろう。自分の作品なら絶対にそうする。しかし彼の作品では決してそんな事はなく、必ず民衆を誘導している姿が描かれる。これはまさに彼自身の人間像そのものだ」(うろ覚え)と、何かに書いていた。それをふと連想したのだった。
 人間の醜さを見せて現実感を出す演出と、「かくあるべし」という理想像を見せる演出。それぞれは単に方法が違っているだけであって、どちらも観客に何らかの感情を抱かせる演出である。どちらが良いとか悪いとかいうつもりはない。黒澤自身もそんなつもりがあって言った訳ではないだろう。二人は親友同志であったはずだし。
 そんな訳で、一部の文芸作品を除いてほとんどの本多猪四郎作品(簡単に言うと東宝特撮映画じゃが…)を観ているオイラとしては、がぜん『ディープインパクト』の方に興味をそそられるのであった。
 ってじつはモーガン・フリーマンが出てるから『ディープインパクト』の肩持ってるだけなんやが。
 モーガン萌え〜。


12月11日(金)
ゴーマンかましてよかですか?(答え:よくない)

 最近、自分でもちょっと思ったり、友人から暗に指摘されたりしているんやが、どうもオイラは昔に比べると傲慢になったようだ。何故だろう?と考えるが、昔の自分も現在とそう変わらなかったような気がする。では何が変化して、自分でも「傲慢かにゃー」などと思うようになったんであろうか。
 昔も、今と同じように傲慢な言動をかましていたが、自分としてはそれはあくまでギャグであったと認識している。
 なん威張っとんか!こんクソタコが!
 死ねちゃ
などというツッコミを期待してのボケだったはずなんやが…。
 これはどうもオイラが歳を食ったということらしい。そして周りが自分より年下ばかりになって、年上であるオイラが傲慢かましてもツッコミを入れられん、といった状況のごたーる。
 周りがその人間の傲慢を許せば、その人間は本当に傲慢になってしまうという事なんやろなぁ。オイラもそのうち、ほんとに傲慢な人間になるということか。ふむぅ…。
 まぁいいか。俺様は俺様だし(傲慢)。


ボーリング

 学生時代、食費を削って1週間に10回ボーリング場に足を運んだ経験もあるオイラ。ちなみに長浜ラーメンには3日で5回行った事がある。それはいいとして、最近またボーリング熱が再発し、この3週間ほどは毎金曜日がボーリングデーとなっている。
 先々週は木曜の夕方に3G、金曜に3G。先週は金曜に7G。そして今日は6Gほど投げてきた。んが、全く上達せん! アベレージは相変わらず160(±10)といったところ。ハイゲームは190台。目標であるAv.170、ハイゲーム200はいつになったら達成できるんであろうか…。
 しかしやはり歳を取った。体力の衰えを感じるッス。昔は(こればっか)10Gくらい平気で投げていたが、今日などは4G目でもうボロボロ。これはちょっと情けなかですたい、星君。
 徳島に帰郷してダイヤレーンか住吉ボール(無断リンク)のインストラクターになる夢はどうなる!
 しかも、実家のおがんはいつのまにかボーリングサークルに入ったらしく、5Gに1回は200を超えるらしいのだ! あんなババァに遅れを取るわけにはいかねー!
 というわけで、来年よりこのコーナーは「美しきチャレンジャー! ザ・やなぽん・ボーリング ダイアリー」と改題します。そして日々の特訓の成果を報告し、以って全国3000万ボーリング愛好者達の憩いのページたらんとするものであります。


12月17日(金)
『タナトスの子供たち』感想 (またまた「やおい」について)

 書けねぇ…。
 何故ならオイラは「やおい」について詳しくないからだ。この本を読んで初めて知った、という事柄も多々あるし。だからそのへんについては突っ込めない。
 しかし読んでいて気になった点がいくつかある。

(1)の疑問は、読み始めてすぐ頭に浮かんだ。なもんで知り合いの人達に「中島梓って結婚してましたっけ?」と聞いてしまったくらいだ。答えは「結婚してる」。へぇ〜。そのわりには…。
 つまり、小説・漫画等の媒体を問わず、全ての「やおい」世界に出てくる「男」と、現実の「男」とのギャップについて言及が無かったのがちょっと引っかかったのだった。
 男性作家による男性向け創作物(主にエロ漫画とかエロゲーとかギャルゲーとか)に登場する女性が、現実の女性とはまったく違う「男の妄想内にしか存在しない生物」であるのと同様に、女性作家による女性向け創作物に登場する男性は、現実の男性とはまったく違う生物だ。きっぱりと断言。これについて「やおい」作家がどう認識しているのか、というのを知りたかったんやが…。
 「やおい」に出てくる男ってメンタリティが女性なんじゃよね。攻であろうが受であろうが。
 現実の大多数の男というのは、ある一人のナオンに「お前だけだ!」などと言ってても、好みのナオンに寄って来られたら迷わず食っちゃうような強欲理論で説明できる生き物なんである。安定よりも変化を、一人のナオンより多くのナオン。そういう諸星あたるみたいなもんのはずだ。(一般論)
 んが、「やおい」に出てくる男性というのはそうではない。「やおい」の男性は、伴侶に対して一途で、変化よりも安定を求める性質がある(推測) けどそれは男性の性質ではなく、女性の性質であるはずだ(一般論)。 あ、このへんはすでにユングのアニマ・アニムスあたりで説明されてそうな気がするにゃー。
 (2)について。オイラは「癒し」という言葉自体があんまり好きではなく、単に「逃避」の言い換えに過ぎないと思っている。だから(2)のように思ったんやが…。話がずれそうなんで以上。
 しかし、とにかくこの本は「男性不信」の主張に満ちた本だった。「やおい」作家というのは、現実の男性とこの男性上位社会に対して幻滅しているということだろうか。少なくとも栗本薫=中島梓はそうなんだろう。男性全体に対しての挑発的な表現が多々あり、男であるオイラは読んでて腹立たしくなることもあったし。んが、それでも最後まで読んだのは、「やおい」と「やおい」を好む人達に対して興味を持っていたからであるある。
 オイラはずっと「やおい」が理解できず、「『やおい』は特殊なものだ」と思い込んでいた。もしくは「特殊なんだろうか?」程度、「やおい」の一般性に疑問を持っていた。んが、この本を読んで、どうやら「やおい」は特殊なものではない、と思えるようになってきた。
 自分と「やおい」の間には断絶があったんやが、その底がやっと見えたという感じ。
 それは結局「『やおい』は女性のものである」と再認識したという事だった。
 何故理解できなかったかというと、オイラが男であったから。正しくは、オイラが女性ではなかったから、だ。オイラの中の「女性はこういうもの」という認識が現実とずれていたからだ。この本を読んでそういう事に気付くことができた。
 何故特殊だと思っていたかというと、「やおい」は筋が通らない嗜好だ、と思っていたから。これもオイラが女性ではないのだから筋が通ってないように見えて当たり前。男の論理では説明不可能な世界であるのだ「やおい」は。
 この本は「女の論理」の解説書であるとも言える。「女の論理」は、男のそれとは明らかに違うものではあるが、自分が女性だとすると…と考える事が出来れば、充分に筋の通った論理である、と思う。で、「やおい」は「女の論理」で考えれば、全然特殊ではない嗜好であるのだ。多分。
 現代社会や世の男性及び女性への警句のような部分については意見無し。「あ、そう」ってな感じ。まとまりが無いが、こんな風な感想でした。面白い本だったよ、矢吹。所長に借りて読んだけど、所有欲をそそられて結局自分でも買ったしな!:-)
 書けんとか言いつつ結構書いたなぁ。


3DなRPG

 ここ数日、とあるコンシューマ用3D RPGにハマっている。仕事中でもつい「今日は帰ったらこうしよう」だの「あそこに行ってあぁしてみよう」だのといった考えが頭の中をグルグルと回っている。
 オイラはどうもUltima→ドラクエ系のフィールド探索RPGはハマれない。迷宮探索が主な舞台でないとハマれないようだ。NetHackとか。で、今ハマっている奴はオイラにぴったし!多分作者もオイラにだけ遊んで欲しくて発売したんだろう(妄想)
 しかもこのゲーム、複数シナリオで構成されており、その間を行ったり来たりして楽しめるのだ。飽きがこん作りやねぇ。一生もんッス。
 やっぱしええわ〜、Wizardry scenario#1 !!(Lyllgamyn sage:SS用)。64なんて持ってねーよ!


ボーリング

 本日は5G。ハイゲームは…158pts.…。全然駄目だ! このままでは足切りに! 二次選考が受けられん! もしかして本人が気付いてないだけで、オイラって単なる下手の横好きですか?
 このままいくと実家に帰ってビデオ屋のレジの兄ちゃんになるしかなくなってしまう…。それってだいたい下から数えて5番目くらいに嫌な職業じゃよ(差別)。ちなみに4番目が公務員で、3(省略)、1番目は「**と****の解説だけなWebSiteを公開してる人」(職業か?)


12月某日
ボーリング

 5Gほど。久々に納得のいくスコア。Av.は150程度だったが、120とかいう情けないスコアは出なかった。上は180程度。ここからやね。


Boogie!Yana-pon Landへ
yanazawa@mbox.kyoto-inet.or.jp
Sat, 18 Dec, 1998