食旅と観光まちづくりセミナー記録
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「OSAKA旅めがね」とは何か

 

 OSAKA旅めがねのコンセプトは、「こてこて系」という大阪の固定化したイメージを打破するために、自分たちも街を楽しみながら、世界中の人たちに大阪の街を楽しんでもらう「もう一つの旅」を提供しようというものです。

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 OSAKA旅めがねは20人ほどの市民が集まってつくった取組みです。準備は3年ほど前に始まっていますが、デビューの切っ掛けは、昨年の水都大阪2009のプログラムとして取り上げられたことでした。

 集まった市民のなかにはすでに地域に密着した面白いツアーをしている人たちもいましたが、残念なことに地域でやっているだけでは外に発信しきれないという課題がありました。

 また、そういった企画を大手の旅行社さんに買ってもらいたいと考えている観光プランナーもいましたが、「こてこて系ツアー」でないと商品として取り上げてもらえません。

 では、どうしたらよいのか。やはり自分たちでやるしかないということで立ち上げたものです。

 中味は大阪の名所、穴場をエリアクルーという資格を取って研修を受けたプロの市民が案内し、船に乗ったり、美味しい名物を食べたり、地元の人とお話をしたり、体験もできますというツアーです。

 水都2009のあとは完全に民間事業として継続しています。

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 その狙いは図の通りです。

 最終的には地域のコミュニティの担い手、地域を語れる方がどんどん増えていけば、コミュニティも元気になるだろうということです。

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 プログラムの概要です。

 今、定期のプログラムが14のエリアで動いています。

 また不定期のプレミアムツアーもやっています。

 エリアクルーは全員が国内旅程管理主任者をとっています。また現地研修も繰り返しています。

 声が通るからはじまってホスピタリティや安全管理なども研修してプロとしてやっていこうとしています。

 だいたい2時間、2kmが目安です。3480円からやっています。

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 OSAKA旅めがねの仕組みです。

 エリアコーディネーターがコースをつくる人です。地域にどっぷり使っている人、地域の面白い人とつながっている人です。

 エリアクルーがプロの案内人です。エリアコーディネータと密に情報を交換し、地域にも入って、地域の人と親しくなってから実際の案内に携わります。

 公募をしたら200人ほど集まりましたが、今、60名ほどが残っています。

 そして各地域に運営協力者が何人かおられます。全体で100名ほどです。

 これらのネットワークの軸になっているのが事務局です。

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 プログラムの流れです。

 今日の大正コースでも数十回対象地域に行き、数十軒、食べ歩きをしています。

 そして、その地域をどう伝えるかを検討します。

 今日のコースは普通なら「沖縄」がメインになるのですが、私たちは「水辺の生活の街」に着目しました。

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 事務局の体制です。

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 お客さまの属性です。

 他の大阪のまち歩きは高齢の歴史ファンが多いのですが、私たちのプログラムは30〜40代の女性が中心です。

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 大阪以外の人に聞くと大阪の食は「粉もん」というイメージです。ただ、何を食べてもはずれはないとも言われています。

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