今、 成長と経済合理性を求める街の更新は、 もはや〈創る〉ことにつながらないことがわかる。 新たな生成力を生みだしていく遺伝子が潜在する場所は、 広場であり、 古いビルであり、 隙間のような場所である。 それを使いこなし、 その場所や空間が新たな表現力を得るところに、 創造の遺伝情報が発現する。 そして、 無機質な空間や機能性と平準化へと進む近代への抵抗が、 新しいデザインや都市づくりにつながることも見いだされている。 そこには、 歴史や文化や生活との相互作用が再生されつつある。
創る
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