かたちと関係の風景デザイン
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新しい・道路の・風景「「山の端・川の辺の道」

大阪産業大学 榊原和彦

 

 

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 京都第二外環状道路は、 京滋バイパスと京都縦貫自動車道老ノ坂亀岡線を結ぶ高速道路である。 現在、 大山崎IC−久御山JCT間が建設中である。

 京都西山の麓や宇治川・木津川・桂川三川のほとりを通過することから「山の端・川の辺の道」をテーマとした。 やまの景、 みずの景、 そして、 まちの景と協調・共生する新しい道の風景づくりが課題である。 さらに、 この道路は、 東山山麓の水の道・琵琶湖疏水以来、 百十余年を経て新しくつくられる。 先達が残したものに匹敵する新しい風景を生み出し得るかということも大きな課題である。

 古川・小泉川などとの一体的デザイン、 山々の緑に溶け込む道づくり、 既存の風景を継承する道づくりを考えた。 また、 詳細検討と検討結果の継承のために、 CGをフルに活用することを提案した。

 三川合流部にかかる橋は、 旧山崎架橋(三径間木造アーチ橋)をモチーフとする案もあったが、 最終的に三径間V型橋脚ラーメン鋼橋(×2)を基本構造とすることになった。 これをいかに洗練されたものに仕立て上げるかがデザイン課題であった。

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