カイニョイズム研究会では、 『カイニョイズム』という思想を提唱した。 この思想は、 カイニョだけを後世に伝えるのではなく、 カイニョを取り巻く地域資源に新しい意味と価値を見出し活用していこうという動きである。 保全だけでなく、 活用によって、 カイニョの風景にかかわり続けたい。
新しい価値や役割として、 グリーン・ツーリズムなどの都市との交流、 落ち葉のペレット化によるエネルギー循環型地域の構築、 郷土料理の達人の活用、 学校教育との連携など、 コミュニティビジネスの育成にもつながるような仕組みを作りながら、 誰もが生きがいと誇りをもって住み続けられるカイニョの風景とのかかわりを模索したい。
写真撮影・鷹野晃。
カイニョの活用
(株)計画情報研究所 金岡奈穂子
かつて燃料という役割を終えたカイニョは、 景観的な美しさを愛でるだけでは残らない。 保全だけでなく、 新しい価値と役割を見出し、 活用する必要がある。
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