沿道には、 業務・商業に加えて居住機能、 歴史的・自然的資源がさまざまに分布し、 多様な街並みを形成している。
私にとっては、 そういう街並みの中で、 道づくりによって、 高質な生活や文化、 アメニティを有する“都会”をイメージさせる風景をつくり出すことができるか、 街並みの再構成を促すような道づくりができるかが問題であった。
「ひろばみち計画」を全体テーマとして、 諸処に小広場を配し、 質の高い舗装を施している。 歩道中央部のバナー架け兼用の照明柱がつくる軸、 やや紫がかった紺色で統一したシンプルな形の車道標識・照明・信号柱、 などが風景の基調をつくるようにした。
道がつくる“都会”の風景「曽根崎通り
大阪産業大学 榊原和彦
曾根崎通りは、 国道1・2号線から成る自動車交通幹線であり、 キタを通って大阪の東西を延長4.8kmにわたって貫く。 JR東西線の開通を機にリニューアルされることになった。
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