・名称:五彩の会
・地区:京都市中京区
・概要:まちづくり協議会
・設立:2001年9月
・会員:約30人
経緯と背景
「歩いて暮らせるまちづくり推進会議」の項で述べるように、2000年前後から活発になった京都の都心のまちづくりムーブメントに呼応して、本会はまちづくり協議会として設立された。
コミュニティの象徴的な核である中学校の(統廃合による)廃校が決定的になるという危機感に加えて、隣接する地域が活発にまちづくりイベントを開催していることへの、良い意味での競争心がその背景にあったと思われる。
目的
「職」「住」「遊」「学」「交」五つの彩りのまちづくり。
すなわち、ものづくりや商いの振興、住んで楽しいまち、訪れてみたくなるまち、伝統を活かした文化創造、多様な交流と連帯を目指したまちづくりを行なう。
活動
包括的なまちづくりを目的としているため、具体的な活動も多彩である。
@周辺地域と連携した広域的なイベント(まちなかを歩く日、堀川灯ろう祭)
A地域調査(防災・防犯マップ調査、地域交流のためのマンション実態調査)
B地域紹介(新住民ウェルカム説明会、堀川ツアー)
C子どもたちと遊ぶプログラム
以上は、共催の事業も含むが、本会が主体的に参加し運営しているものである。
本稿では、特に昨年から開始した、子どもたちを主な対象としたプログラムを紹介したい。
地域(元学区)には、14歳以下の子どもが350人以上いると見られるが(2005年1月、推計人口4140人のうち)、統廃合によって小学校が地域外に移転し、大人たちとのつながりが年々希薄になっている。かつてのような、子どもたちの歓声が聞こえるまちにならないか、という思いから始めたプログラムである。
子どもたちと一緒に宝さがし
地元の神社と中学校を巡って、遊ぶたびにスタンプがもらえるラリーを行なった。
また、今と昔の遊び場・遊び方の違いをマップで調査した(2004年3月13日)。
参加者:子ども44名、大人17名、スタッフ約30名