images/img28_31530898_0_0.gif 子どもたちと一緒に昔あそび
 地元テレビ局の交通安全キャンペーンと連携して、昔のような路上での遊びを復活するイベントを行なった。
 神社境内とその前の道路を舞台に、紙鉄砲、コマ回し、樟脳舟、めんこで遊んだ。道路封鎖には地元消防分団が協力してくれた(2004年4月29日)。
 参加者:子ども58名、大人39名、スタッフ約20名
images/img28_31602586_0_0.gif 城巽地蔵盆
 地蔵盆は子どもたちが主役となる伝統的な行事で、町単位で行なわれる。町内では子どもが減少しさびしい地蔵盆になるのに対して、新しく建ったマンションには幼児を育てる家庭が多いが、両者の接点は少なく、お互いのコミュニティの良さを活かすきっかけがない。
 新旧コミュニティの交流促進のために、町の枠を超えた地域全体での地蔵盆を2004年から行なっている(2005年8月20日)。
 参加者:子ども40名、大人24名、スタッフ約20名
 この他、月1回の「子ども広場」を中学校の一室を借りて、継続している。
 一連のイベントは、微力ながら、次世代を担う子どもたちと地域の結びつきを強め、子育てをする世代のコミュニティ参加をねらったものでもある。
 京都都心部では、子どもを地域で大事に育てようとする気風が脈々と受け継がれているという。都心が、決して子育てを放棄したのではないことを宣言することで、まちの将来は大きく変わるのではないか。
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近隣エリア内82%(エリア外18%)
路上での遊び84%(学校・公園16%)
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近隣エリア内31%(エリア外69%)
路上での遊び17%(学校・公園83%)
イベントの中で行なった遊び場に関するマップ調査。(立命館大学、谷口知弘助教授のご指導による)。大人たちは昔、おおむね近隣エリア内(点線で囲まれた四つの元学区)の路上で遊んでいたが、現在は車が増えて路上の遊びが激減し、近隣エリア外の学校・公園での遊びが増えていることが分かる。学校の統廃合により、通学圏が広がったことにも対応していると思われる。
図3 婦警さんによる交通安全紙芝居
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図4 完璧なお地蔵さんの飾り付けの前で数珠回し
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