・名称:北大江地区まちづくり実行委員会
・地区:大阪市中央区北大江地区
・概要:北大江地区の住民・企業・従業者・学校が参加する地域のまちづくり団体
・会員:約140名(学校、企業、町会、マンション管理組合等)
地区の概要
北大江地区は、上町台地の北端に位置し東に大阪城、北に大川・中之島と大阪の快適環境を代表する都心エリアに立地し、天満橋周辺の商業地、谷町筋東側の官公庁街、谷町筋西側の業務商業・住宅地となっている。
歴史的には奈良飛鳥時代から交通・交流・交易の場所として栄え、10世紀末には、淀川を下り渡辺津(天満橋〜天神橋周辺)から陸路で高野山や熊野詣に向かう玄関口であったといわれている。豊臣秀吉の築城により本格的に都市として発展し、歴史の舞台に登場するようになり現在に至っている。
人口は約2,000人、事業所は約2,000、従業者数は約30,000人、通学者は約9,000人の住・職・学・遊が共存したまちである。しかし、昼・夜間人口の格差が20倍で、春の大阪城の花見や夏の天神祭りなどイベント以外の休日ともなると閑散とした街となっている。
まちづくり活動のはじまり
約10年前、地区内の電波受信組合の解散問題がきっかけで、町会長さんが孤軍奮闘さまざまな問題と取組む中、町会に“担い手が”いなくなっているという危機感と、街中の課題に対する問題意識をもったことから、まちづくりの動きが始まった。行政への相談や、連合町会長さんの理解と協力、都市計画の専門家との出会いなど紆余曲折を経て、98年10月に地区内の居住者や事業者等の有志が集まり「北大江まちづくり実行委員会」が発足した。
12月には、「大阪市まちづくり活動支援制度」に基づくまちづくり推進団体の認定を受け、住民・企業・企業従事者(企業市民)・学生等が参加してのタウンウォッチングやアンケートの実施、地域の歴史の学習会への取組