・名称:公園ミーティング
・地区:神戸市東灘区・灘区の公園11ヶ所
・概要:子育て世代の増加をきっかけに、公園を子育て支援の場、コミュニティ形成の場として活用していくための組織が立ち上がった
・設立
:H14. 9.12〜川井公園ミーティング(以下MT)、H14. 9.18〜栄公園MT、H15. 10.24〜野寄公園MT、H15. 10.22〜西灘公園MT、H15. 11.5〜鶴甲公園MT、H14. 11.29〜住吉川公園MT、H16. 6.29〜本庄町中公園MT、H16. 8.29〜北青木公園MT、H16. 9.27〜寿公園MT、H16. 11.14〜渦森展望台公園MT、H17.2.15〜福住公園MT
・参加:各公園50名程度
子どもが増えている?!
神戸市東灘区は、阪神間の豊かな歴史とモダニズム文化の息づく地域であるが、阪神淡路大震災では大きな被害を受け、震災後に多くのマンションが建設された。不動産価格の下落も手伝ってそこに若い世代を中心に多くの住民が移り、東灘区に居住するようになった。
そのため、近年子どもの数が急増し、区内の公園はいつも乳幼児や若いお母さん、小学生でにぎわっている。
郊外の須磨区・垂水区や西区のニュータウンではみられない光景である。
また、新住民の増加による地域コミュニティの希薄化も課題となっていた。
ハードを直す?ソフトで乗り切る?
子育て世代が急増する中、「子どもが遊べる公園が欲しい」「遊具が欲しい」など子育て支援に対する要望が高まっていった。しかし、施設整備については財政上の問題から困難な面も大きかった。
そこで、本当に公園の施設整備が必要なのか、既存施設をもっと活用することでニーズに応じることができないのか、公園に関わる人たちと、話し合ってみることにした。
とりあず、集まってみました。
神戸市東灘区の西端、芦屋市に隣接する地域に位置する「栄公園」「川井公園」を皮切りに、「公園に関わるみんな」が集まって、まず、どんな人が公園で何をしているか話し合うことから始まった。
早朝、公園でラジオ体操する人は、昼間の子どもたちの遊びを知らない。平日のお昼近くにやってくる赤ちゃん連れは、週末の8時から公園管理会が公園の清掃を行っていることを知らない。
そもそも公園が地域の共有財産であり、市民によって維持管理されていることや、公園の歴史的な変遷や、防災上重要な役割を果たしていることなども若い世代には知られていない。そんな若いお母さんたちに、普段は、お怒り気味?のシニアの方々も、顔と顔を合わせれば、なごやかな雰囲気で公園仲間なってしまう。明日からは、公園で見かけたら挨拶しよう!