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名称:まち・コミュニケーション
地区:神戸市長田区御蔵通り5〜7丁目を中心に
概要:震災復興まちづくり支援グループ
設立:1996年4月
会員:250名
◆背景と目的
 阪神・淡路大震災後10年間、神戸市長田区御蔵地区を中心に地域外の学生やボランティアが復興まちづくり支援に取り組んできた。その内容は、まちづくり協議会や自治会の活動支援、狭小宅地を集約した共同化住宅再建支援、まちづくり活性化のためのイベントや勉強会の開催などの活動である。コミュニティの再生を目指す御蔵地区のため、ボランティアだからこそできる行動と発想をもって、地域住民と手を取り合って地域のために貢献。またボランティア自身も、地域と関わることにより、地域や社会を学び成長させてもらった。
◆主な活動内容
images/530_31595250_0_0.gif まちづくり協議会、自治会の活動支援
 御蔵では、住民やまち・コミ、関係者等、一人一人のまちに対する想いの大きさと形の違いから、地域の活動をする時にうまく行かないことが出てくる。初心を忘れず、地域の方や活動を支援・応援してくださる方々と、取り組みの目標や内容・方法をしっかり話し合い、同じ気持ちで一緒にまちづくりに取り組んでいくことで解決をはかっている。
images/530_31595402_0_0.gif まちの復興誌、空き地利用の見通し調査
 まちは住人だけで構成されていない、長田区に多い中小企業の復興が住と連携することで、初めて活気あるま
ちが誕生する。その基礎となるまちの再興史をまとめる。
images/530_31595554_0_0.gif 古民家集会所の運営支援
 学生や地域住民が参加して、香住にあった古民家を解体移設して御蔵で地域の集会所として再建した。月2回のふれあい喫茶や、参加者が子供に戻る「唱歌の会」など、地域住民で自主運営する地域福祉活動の拠点のためのつなぎ役となっている。
images/530_31595706_0_0.gif 東大阪まちづくり会所の活動
 既成密集市街地である東大阪瓜生堂地区で、震災復興での経験を踏まえ、災害に強いまちづくりの実現を目指し、住民相互交流で取り組む住民主体の活動の必要性を啓発している。
◆活動主体の特色
 まちづくりの過程をあらゆるまちづくり人を“仲間”として共に悩みながら、専門家の知識・経験を伝授していただき、誰もが身の丈で経験・体得することが目標である。これが知恵に発展し、想いを膨らませ、活き活きしたまちづくりを実践できるよう取り組んでいる。
 仲間と共に行えば、誰もがまちの問題解決に向けて何かができるという感覚を、多くの方に持っていただければと思う。その結果、次のまちづくり人を増やすことが最終目標である。
〈その他の特徴〉
@行政と住民の間を取り持つ
A住民と一緒に資本(志本)を導き活かす。
B常駐で住民の中にいる。
C老若男女が入る。
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まちづくり支援組織
“若者・ばか者・よそ者”が住民といっしょになってまちをつくる『まち・コミ』
images/530_33046026_0_0.gif 大阪府都市整備推進センター 田中 貢
図1 共同再建住宅“みくら5”
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図3 2004年1月時点の地域状況
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図2 入居者と建設関係者全員の手形

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