・名称:大阪ええはがき研究会
・地区:大阪市内
・概要:趣旨に賛同する個人が参加する任意団体。メンバーは、大阪都心部で働くサラリーマンが中心
・設立:2001年2月
・会員:14人(2005年9月時点)
大阪に魅力的な『ええはがき』を
都市の魅力を発信するツールとして絵はがきを欠かすことはできないが、大阪の絵はがき事情を調べてみると、大阪城をはじめとして、道頓堀、通天閣、海遊館、ATC、大阪ドーム、OBPなど、型にはまった限られたものしかないことがわかった。
「これらの定番スポット以外にも、普通のまちなかに大阪らしさがあるはずや」「それやったら、大阪のおもろい絵はがき
、自分たちの手でつくったろうやないか」と考えたメンバーが集まり2001年2月より活動を開始した。
多様な『ええはがき』を生み出す多様なメンバー
大阪ええはがき研究会は、自分たちの手で大阪の埋もれた魅力を発掘し、それを『ええはがき』として発信していくことによって、まちづくりに関心のある人達にネットワークが生まれ、大阪固有の魅力を活かしたまちづくりにつながることを目指している。
『ええはがき』とは、いろんな視点から見た大阪のまちの魅力を、写真やスケッチ、イラストなどで切り取り、作者の想いやメッセージをこめ、他者に伝えることが出きる絵はがきとして仕上げたものである。
メンバーは、建築設計事務所、まちづくりコンサルタント、エネルギー会社、建設会社、住宅会社など、大阪都心部で都市・建築に関わりのある仕事をしているサラリーマンが中心となっている。
ええはがきの対象は大阪市内に限定しているが、メンバーの半数以上は大阪以外の出身者や大阪市外の居住者であることも特徴の一つで、それぞれの個性豊かな視点から大阪のまちの魅力をとらえ、多様な『ええはがき』を作成している。
ネットワークを活かした活動展開
魅力的なまち空間での展示会
活動の中心は、ええはがきの展示会とそこでの販売である。路地裏ギャラリーでの「裏窓展」や、三休橋筋全体を展示会場とした「三休橋筋でええはがき展」など、魅力的なまちの空間での展示も試みている。このような展示空間についての情報は、それぞれのメンバーのまち情報ネットワークによるところが大きい。
他のまちづくり団体とのコラボレーション
NPOもう一つの旅クラブとの共催で「大阪は絵になるやろかツアー」を開催したり、都市計画学会で「絵はがきから見た大阪の都市再生」について発表するなど、メンバーのネットワークを活かして、他団体とコラボレートし、多様に活動を展開している。