れるようになった。こうしたまちづくり活動も大きな資源と捉え、リーダーである六波羅氏も協議会役員に入ってデザインやガイドラインの策定や、町家修景の先導役となっている。
 協議会の目的は、町家や長屋の修景を中心に坂道・石段・石畳などの資源を生かしたまちづくりを促進することであり、地域の人々の窓口ともなることである。
images/img68_32912490_0_0.gif 主な活動内容
 基本的に町家・長屋の街並み修景を図ることがミッションであるが、それを地域の人々と一体になって進めるための諸活動。
年1回の総会、毎月1回の役員会
ワークショップや専門部会(まちなみ発見ウォーク、伝統的な建物の様式、オープンスペースのあり方、絵本づくり、他都市先進事例の見学会など)
ワークショップや専門部会(学識者のアドバイス)を通じたデザインガイドラインの策定(2005年5月)
かわら版やホームページの発行。
など
 (現在、専門部会で修景相談や路地での建替えを検討中)。
images/img68_32913098_0_0.gif 担い手の課題
 まちづくりの担い手は住民主体が理想のように言われているが、実態は行政の施設整備の為の形式論に終わるケースも多い。本ケースは個人の家の修景という目的か
らして地元主体の可能性がある。とりわけ町会メンバーだけでなく、新参者や女性パワーの活用が期待される。
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