生田(法学者):
公共空間、公的空間、さらには共的空間といった言葉が出てくるが、どういう意味で使っているのか。
たとえば借景の場合は? また高さ制限をかけたとして、その上空は、何にあたるのか。
宮前:
公的空間は道路や公園などでpublic spaceと考えて下さい。
公共空間はより広く、鳴海先生の自由空間に近いものです。
上空や借景については、これからの課題です。
鳴海:
業界用語的なところもあった、分かりにくかったと思います。
眺望について言えば、視線が通る空間ですから公共性はあると思いますが、これをどう呼んだらよいのか新しい課題だと思います。
森重:
JUDIができる頃から都心に広場をというのが、私のテーマでした。
大阪市域の35%が道路です。もし都市計画道路が全部できたら50%です。
公園や河をいれると70%。
道路をどう減らしていくかが、JUDIの目標ではないか。
なお、道頓堀のプロジェクトの話があったとき、個人でやらないかという話だったが、これは大阪の魅力をあげることだからと、みんなでやった。
4章「公共空間の魅力づくり」をめぐって
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