14 これも同じように地形と町との関係です。 これはアテネのエオルー通りという通りです。 この通りはアクロポリスの丘に向かって一直線に伸びる通りです。 その正面にパルテノンが見え続けるという道であります。 こうゆう地形あるいは文化財と密接に関係を持った風景を持続していくことが、 町のデザインの連続性を持ち続けていくために非常に重要なキーになってくるのではないかと思われます。 まわりの建物は時代とともに新陳代謝していきます。 例えばこの通りで見ても、 まわりの建物は新しいものもあればかなり古いものもあるわけです。 おそらくそのように新陳代謝していっても正面にアクロポリスが見えてくる、 パルテノンが見えているという風景が持続していく限りは、 エオルー通りとしての風景は継承されていくというふうに見ることができるのではないかと思います。前に 問題提起2目次へ 次へ
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