住みあう―見せあう
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買物はギャラリーモールで!

竹中工務店 小川 清一

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商店街は人々が集う交流の場でもある。 そんな商店街も年を経て寂れつつある。 ここに、 新たに生まれ変わろうとしている商店街を見た。

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画像t011-1 歴史・自然・文化の軸である神田町通り。

長良川・未来への架橋をイメージしたアーケードが商店街に人々をよび戻した(岐阜市神田町通り)

画像t011-2 デザインされた電話ボックスや彫刻のあるギャラリーモールが昼のショッピングに潤いを与え、 夜の街へと人々を誘う(岐阜市神田町通り)
画像t011-3 “ギャラリーを歩く気分でお気に入りの作品を見つけませんか”。

岐阜ゆかりの作家の手により神田町通りに生を与えられたアート群(岐阜市神田町通り)

 一昔前、 どこの街にも商店街があった。

人々は、 商店街に買物に出掛け、 店の主人やおばあさんと、 そして出会った知り合いとの会話を楽しんだ。

年を経て、 生活様式・都市のスケールも変化し、 商店街は廃れ、 魅力のないものになった。

今では、 人は効率よく便利な大型ショッピングセンターに車で出掛ける。

   

 そんな人々に再び歩くショッピングの楽しさを与えてくれる商店街が生まれた。

人々は光を感じ、 風を感じながら歩く。

するとアートとの出会いがある。

まるでギャラリーを歩く気分でショッピングを楽しんでしまう。

アートは商店街に潤いを与え、 商店街に個性を与え、 そのまわりに住む人びとに楽しみを与えるなどの効果をうんだのである。

商店街とアートの複合化が地域居住を活性化するなどの立体的な出会いの関係を刺激し、 地域の文化にも影響を与える可能性がでてきたのである。

   

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