まちに住めば、 歩いて帰れるところに、 家以外の憩いの場、 交流の場が持てる。数杯分の酒代で、 素晴らしいリビングルームが持てる。
みんながまちに住めば、 個性的なBARがもっと増え、 選択の可能性も広まるし、 その結果、 自分の選んだ店に対する愛着も深まる。
家族以外の交流や憩いの場がふえれば、 家族の意味ももっとはっきりするし、 いろんな生活スタイルに対する理解、 許容も深まり、 ひいては、 多民族共生への感覚も豊かになるのではないか。
もっといえば、 人々の社会生活におけるマナー(近年、 驚くほど低下しているように思われる)も、 よりブラッシュアップするに違いない。
「家の中」だけでなく「まち」が生活の舞台であり、 活動の場である。
「まち」を楽しむ感覚が都心居住の原点だろう。
最終的には、 BARに限らず、 同じ様な発想がいろんなシチュエーションであるに違いない。