高速道路下の公園には今やダンボールハウスが満ちている。都市に住む人々のために、 社会に開かれた公園のデザインのあり方が、 問われている。
夕刻ともなると若い人達やサラリーマン、 日曜日には親子連れが群れ集う姿もみられた。
しかし今はこのようにダンボールハウスが占拠する所となり、 一般の人を寄せつけない気味悪いたまり場となった。
ひとつ間違えば犯罪の場ともなってしまう。
設置者や設計者の意図とは別の姿になってしまった。
かと言って管理指向となれば、 「フェンスに囲まれた公園」となる。
社会の現実を見つめながら、 その運営も含めて、 人に優しく又社会に開かれたアメニティにあふれた公園を計画する手法が、 都市に住む人々のために求められている。