町中の神社は、 誰でも気軽に入ることのできるポケットパークである。緑陰と水があれば言うことなし。
町中でひときわ大きな木を目にすると、 たいていそこは神社である(京都市下御霊神社) | |
拝殿では、 時に雅楽の奉納があり、 市民の祭りの舞台になる(京都市下御霊神社) | |
広場に井戸があるのは世界共通の風景である。 この神社でも、 涸れていた井戸を最近復旧し、 水を汲む人たちが後を絶たない。 災害の時には貴重な水になるはずだ(京都市下御霊神社) |
東京を訪れたアメリカの造園家ロバート・ザイオンは、 丸の内のビルに囲まれた小さな神社を見て、 「これが日本のポケットパークだ」と感想を漏らしたと言う。
ニューヨークで初めてのポケットパークを設計した人の意見だから、 傾聴すべきだろう。
町中の神社は、 どこの街でもありふれたものだけど、 ポケットパークとしての資質を列挙すると、 以下のようになる。
歴史的環境のポテンシャルをこんなふうに捉えることもできる。