都心付近には歴史的空間が多いが、 日常の生活空間として定着している例が京都では多い。
嵐電(私鉄)の駅前から住と商業が混在する生活空間までの間をこの神社の境内が道空間として繋いでいる(京都市車折神社) | |
かの有名な錦小路の商店街、 歩いて行くと何時の間にか天満宮の鳥居をくぐっていた(京都市錦小路天満宮) | |
「敵は本能寺」で名高いこの寺は、 表はギャラリーの多いアーケード街から入るが、 奥で中心商店街河原町に抜けている(京都市本能寺河原町口) |
それも現代的空間から改まって歴史的空間に入るという風ではなく、 何時の間にか入っているという感じが良い。
この両者の共存を可能にしているのは、 寺社、 仏閣等の歴史的空間が、 常に都市に対して開いた姿勢をとっていると同時に、 日常の生活空間も歴史的空間へ向かって手をさしのべているという相互理解が定着しているからであろう。
戦災を受けていない都市では、 都心及びその周辺は歴史的建造物が多い。
これを日常の生活空間に如何にうまく活用できるかどうかが、 都心居住の快適で魅力的な住環境形成のポイントではなかろうか。