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副題の方で仮想世界、 あるいは、 仮想現実ということを議論していたのですが、 いつの間にか主題と副題がひっくり返ったわけです。
その裏表の関係にある二つの言葉を手がかりにしながら、 都市環境デザインを考えて行こうというのが今日の中心テーマです。
これからお話される方々の中には、 いわゆる、 仮想世界という側面から議論を展開される方も多いんじゃないかと思います。 また表と裏の関係と言っても、 先んずる問題意識はいろいろありうるんじゃないかと思っています。 例えば、 仮想世界の持っている可能性みたいなものに期待して、 それをいかに豊かに、 魅力的に生かしていこうかという問題意識で話をされる方もおられるでしょうし、 あるいは、 リアリティという側面から、 その喪失を問題にされるかもしれません。 今回のフォーラムでは、 どっちに限定するということではなくて、 できるだけいろいろな立場から自由に議論をしていただきたいと思います。
その後お昼休みを挟みまして、 パネルディスカッションに移るわけです。 最後に、 立命館大学の山崎さんの方から、 全体の講評をいただくという予定になっております。
それでは、 よろしくお願いします。
課題解説
「仮想世界の誘惑」とは
関西大学 丸茂弘幸
先ほどの伊東先生のお話にもありましたように、 当初われわれの実行委員会で議論していたテーマは「現代都市のリアリティとは何か」でした。
いずれにしても、 この仮想世界、 あるいはリアリティという言葉は、 コインの裏と表のような関係です。
伊東先生のお話は非常に中身の濃いものでしたけれども、 どちらかというと、 リアリティという側面からお話し下さったと思います。
これからの午前中のプログラムは、 三人の先生に問題提起、 あるいは、 これについての関心のありかを述べていただく内容になっています。
簡単ですが、 主題とプログラムのおよそのイメージをお話しました。
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