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フォトコンテスト授賞式

 

 

司会

改行マークご挨拶が遅れましたが、 本日の司会を務めさせていただきます生活環境問題研究所の山本です。 よろしくお願いいたします。

改行マークフォーラムに先立ちまして、 「第1回JUDI関西・フォトコンテスト」の授賞式を行います。

改行マーク最初に企画委員長を務めました日本カラーテクノロジー研究所の澤一寛さんから、 コンテストの概要についてお話しいただきます。

改行マーク今回のフォトコンテストについては、 鳴海先生とブロック幹事の長谷川さんからご提案があり、 私が何人かの写真家を存じ上げていることから企画委員長を務めました。

改行マークこのコンテストの趣旨は、 みなさんは仕事のうえで写真を有効に使っておられるはずですから、 その腕を発揮いただき、 デザインの原点となるものを撮っていただくことで、 デザインを考え直そうということです。 ですから、 テーマは「都市環境デザイン−その発想、 ひらめきの原点」といたしました。

改行マーク53点、 30名の応募がございました。 それを写真の専門家にぜひ見ていただきたいと思い、 今森光彦さんと米谷昌子さんに審査員をお願いいたしました。 今森さんは滋賀県の大津市堅田にアトリエを構え、 ネイチャーを中心にした写真を撮っておられます。 米谷さんには、 社会的な目を持っている写真家として審査をお願い致しました。 また、 審査員として鳴海先生と長谷川幹事にも参加いただき、 11月4日に審査を行いました。 その結果、 最優秀賞2点(今森賞、 米谷賞各1名)、 優秀賞3点、 入賞25点を選びました。

司会

改行マークでは、 審査員の米谷昌子先生にフォトコンテストの全体講評をいただきたいと思います。

米谷

改行マーク今回のコンテストでは、 みなさんが頑張って写真を撮っておられるということを、 まず一番に感じました。 専門で写真を撮る人間よりも、 気合いを入れて写真を撮っておられます。

改行マーク今は、 カメラの機能も発達し、 誰でもそこそこきれいな写真が撮れる時代になっています。 しかしそんな時代だからこそ、 撮る側が何を見ているのかなど、 撮る人と被写体の関わり方が明確に見えてくる写真が良い写真だと思います。 ですから技法や表現論に走るよりは、 その人の内面性が見えてくるということを基準に選ばせていただきました。

改行マーク私が今回の最優秀賞(米谷賞)に選んだのは、 「彼岸花」(森重和久さん撮影)です。 何気ない彼岸花の写真ですが、 花そのものだけでなく花が咲くまでの時間や物語を感じさせる写真だと思いました。 ただの雑草だった時期から花が咲くまでの間を、 じっと見守っている作者の日々の暮らしぶりまで見えてくる感じがしました。 一枚の写真からそういうストーリー性まで感じたことが、 最優秀に選んだ理由です。 技術的にはストレートな写真ですが、 技法に走らなかったことで、 ストーリー性やリアリティを感じさせる写真だったと思います。

司会

改行マークありがとうございました。 引き続いて表彰式に移ります。 お名前を呼びますので、 呼ばれた方は壇上におあがりください。

改行マーク最優秀・今森賞の「ガレキに花を」小林郁夫さん、 最優秀・米谷賞の「彼岸花」森重和久さん、 壇上にどうぞ。

米谷

改行マークおめでとうございます。

司会

改行マーク続きまして優秀賞の発表です。 「仮想世界の中の懐かしい風景1」西斗志夫さん、 「アルスター湖のひととき」西沢健さん、 また「精霊に曳かれて」を撮った私、 山本茂も壇上にあがらせていただきます。

改行マークそれと、 入選された25名を代表して、 中村伸之さんに表彰状を受け取っていただきますので、 壇上におあがりください。 おめでとうございます。

改行マークみなさん、 たくさんのご応募ありがとうございました。 次回もより多くの方が応募してくださるよう、 お願い申し上げます。

司会

改行マークこれらの作品はインターネット上でも公開しますので、 お暇なときにでも見ていただきたいと思います。 では、 早速、 基調講演を始めていただきたいと思います。

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