大地への取組み
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自然の保護とコントロール

改行マークでは、 ここでスライドをお見せします。

画像mir001 改行マークこれはカリフォルニアの砂漠です。 砂漠といっても砂の砂漠ではなく、 草の砂漠です。 また地形が明確に出ている風景です。 私は「はだかの大地」と呼んでいるのですが、 まさに陰影のない大地そのもので、 空と陸地の境界がくっきりとしているのが特徴です。

画像mil001 改行マークウィーンの森とオーストリアの住宅地の風景です。 ここでは、 境界がはっきりしていないのが景観上の大事なポイントだという気がします。

画像mir002 改行マークここはかつて棚田だったところですが、 放置しておくとすぐにこのように雑草が覆ってしまいます。 しかし、 かつてここで行われた営みがはっきりと読みとれます。

画像mil002 改行マークこれは水路です。 なぜこのスライドを入れたかというと、 我々の仕事をイメージする上で我々が何をしているかを分かっていただくのに、 こういうものがわかりやすいかと考えたからです。

改行マークつまり、 自然を慈しむんだけれども自然をある程度コントロールしていかないと、 自然の中で人々の営みがうまくいかない。 コントロールの仕方がとても大切だということです。 我々ランドスケープアーキテクトは自然の保護だけでなく、 大地をさわっていく仕事が多いものですから、 どうさわっていくかが我々デザイナーに任せられた「良識」の部分だと思います。 そのための技術を駆使しながら、 バランスの取れた良識のある景観をつくっていけるかどうかが我々デザイナーの勝負どころじゃないでしょうか。

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