大地への取組み
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起伏とユニバーサルデザイン

三宅

改行マーク最後に紹介するのは、 人間と大地の関わりを考えたデザイン、 我々はユニバーサルデザインと呼んでいるのですが、 バリアフリーから少し進んだ考え方のことです。 障害者のための特別な施設を作るのではなくて、 その配慮によってすべての人も楽しめるという考え方です。 そうでないのならばやらない方がいい。 なぜこの話をするかというと、 大地の起伏を考えた場合、 障害者の問題は常につきまとうことだからです。

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改行マークスライド(左)では花壇の高さを上げることで、 車椅子の人だけでなく子供達も身近に花にさわれるようになりました。 またスライド(右)では水面をあげることで、 同様に様々な人が水に親しめます。

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改行マークスライド(左)では、 高くした花壇に子供がさわっている様子です。 スライド(右)はりんくうタウンにある太鼓橋の頂上ですが、 一番景色の良いポイントまでアクセスを可能にしました。 本当は階段をおろすために設備費がかなりかかりますが、 それは目的が違うのでそこまではしませんでした。 そういうことが、 大地の起伏とユニバーサルデザインを考えるのに大事ではないかと思います。

小浦

改行マーク有り難うございました。 スライドを通して、 いかに人が大地に手をかけてきたか、 これからどう手をかけていけばよいかについて、 「連続性」「バランス」「風景づくり」をキーワードにして議論をさせていただきました。 これでこのセッションを終わります。

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