どうもありがとうございました。 あと5分ぐらいになりましたが、 会場から何か質問などありませんでしょうか。
大塚〔ヘッズ〕:
大矢さんと同じく、 公園とか、 都市計画などに関わっている大塚と申します。 私もよくわからないので一つ教えていただきたいのですが、 率直に申し上げますと、 本当にあの地区に公園がいるのかという疑問があります。
まず公園という話がどこからでてきたのかということ。
もう一つは、 参加型と言われていますがどういう参加型なのか、 非常に意地悪な言い方をすると、 いわゆる炉端会議を使ってやりたいことをやっちゃった、 とも言えなくはないということです。 どうもその辺のことがわからないんですね。 このセッションは、 おもしろいデザインというより、 住民との生活実用的な接点をさぐるのかな、 と思っていたので余計にそのあたりがわからないのです。
もう一つは世界のいろいろな人を集めて行うことに意味があるという戦略を持ってしていたのか、 そのあたりをちょっとお聞きしたいと思います。
大矢:
この公園が必要かどうかというのは、 この事業が始まる以前に、 福岡地区のむらづくり計画があり、 その時に八幡山公園を整備してほしいという地区からの要望があったとお聞きしています。
中村:
この古墳群はだいたい6世紀ごろのものです。 これをぜひ公園として整備してほしいという要望が福岡地区の方から出てきていたわけです。 まあみなさんもよくご存じかもしれませんが、 古墳公園といったら発掘調査をして昔の形にするというのがほとんどで、 僕はああいうやりかたが果たしてベストなのか、 逆に言えばこういう考え方もあるのとちゃうか、 ということを思っております。
もう一つはこの彫刻シンポジウムの期間に、 知事がこられて「こういう形で国際交流をやってくれたらありがたいんだけどなあ」という話が出て、 国際交流の具体的な手法として注目されました。
この古墳群は6世紀頃の東アジアの影響を大きく受けているんです。 そのことを住民に投げかけたわけです。 かつてここに住んでいた人は非常に国際感覚を持っておった。 今日の我々はここで何ができるのか、 という問いかけをしてきたわけです。
小林:
どうもありがとうございました。
質疑
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