岡本地区のまちづくりは、 このように悪戦苦闘しながら続いています。 他の街のまちづくりと違うのは、 中心市街地活性化に見られるようにさびれてしまってからまちづくりだと言っているのにたいして、 岡本はさびれなかった街なんです。 さびれる前の18年前にまちづくりに取り組んだからこそ、 今の岡本があるのです。
私は一旦さびれた街の復興に取り組むよりは、 元気なうちにみんなで取り組み継続させることの方が本当のまちづくりだと思うのです。 スーパーさえも撤退するようなさびれた街を活性化させるのは、 無理があるのではないでしょうか。 岡本が偉いと思うのは、 18年前にまちづくりの重要さに気がついていたことです。 「これからは地域間競争の時代になるから、 街全体が魅力的にならなければ駄目だ」と言った人もいました。 岡本のまちづくりは我々専門家にとっても「中心市街地活性化」の一番のモデルになっているのではないかと思います。 街が駄目になってから取り組むより、 駄目になる前に取り組んだ普通の街のモデルとして最適ではないでしょうか。
これで岡本地区の報告を終わります。 ありがとうございました。
中心市街地活性化のモデルとして
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