今までは、 道路や鉄道など都市の基盤施設計画が都市の発展を誘導してきました。 私はこれを『全ての物資を輸送する動脈型骨格』といいます。 しかしどうもそういう時代ではなくなってきた今、 例えばランドスケープで都市像を描くことができれば、 堀口さんの問いへの回答になるかもしれません。風景で考える都市の将来像
「都市の発展プロセスとは、 環境破壊と創造の繰り返しである。 そもそも「共生」があり得るのか」という問いにたいしては、 将来の都市像をどう考えていくかがポイントだと私は考えています。
図13 風景像(景観)の構成 出典:『Zonnevelt』 |
こういう風景像を描きながら、 次の都市像や土地利用を描くことができないか、 機能主義から風景主義のような形に展開できないかが課題です。