環境共生型都市デザインの世界
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移転可能な環境開発権の提案
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図15 移転可能な環境開発権による都市構造転換の誘導
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効果があるのは分かったとして、 では次にこれをどのように進めていけば良いかについて考えてみます。 環境に良いのは分かっていても、 お金がかかるのがネックということが多いのですが、 ここでは「移転可能な環境開発権による都市構造転換の誘導」を提案します。
例えば、 中之島地区規模の地区に中密度の街区が二つある場合、 開発権の移転によって図15のようにひとつの街区に集中させてしまうのです。 そうすると、 総延床面積は変わらないのにCO2を減らすことができます。 これは超高層街区を作るというわけではないのですが、 コンパクトシティにつながる提案になればと思います。
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