みなさんのお話をうかがいながら、 私の発表したプロジェクトには歴史的なストックや景観への視点が入ってないことを感じました。 プロジェクトの発端が物の流れや代謝というフローを基準としていますので、 致し方ないという点をご了承いただければと思います。
良いストックは長持ちさせて使っていきたいという立場は、 みなさんと同様なのです。 しかし、 今あるストックをそのまま21世紀に受け継いでいくべきかどうかを考えると、 そうでないものの方が多いだろうと考えざるを得ません。
あえて何を残すかと言うと、 今十分機能しているものや構造がしっかりしているものは、 新しい技術を導入し、 中だけを変えて残せるようにしたいと考えています。 効用水準を下げずに都市を維持していくためには、 躯体は残しながらも機能性を更新していく姿勢が必要でしょう。
21世紀に求められる手法とは何か
後藤:
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