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天水を生かしたまちづくり
ゆりのき台環境共生住宅街区(その1 基本コンセプト)
鳳コンサルタント環境デザイン研究所
佐々木葉二、 堤 肇
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ゾーニング図
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街区コンセプト図
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三田市の「ゆりのき台」(23ha)は、 ウッディタウンにおける最終の戸建て街区であり、 住まいを中心として豊かな環境づくりを行ってきた当地区の集大成として、 また環境共生住宅市街地モデル事業(建設大臣指定)の重点整備地区として、 環境共生のあり方を総合的につくりだすことが求められたプロジェクトである。
1 環境共生の基本的な考え方
(1) 地域性を活かした環境づくり
(2) 天から降った水(雨)を大切にする環境づくり
(3) 自然に親しみ、 自然を感じる環境づくり
(4) 育っていく環境、 育てていく環境づくり
(5) ライフスタイルとして根付く環境づくり
2 空間構成の考え方
(1) 原地形コンテクストの継承
□丘と谷の形成
・丘と谷を感じさせる緩やかな傾斜地
・尾根道、 谷道など歩くにつれて変化する景観
□現況林の保存
・現況林公園
・自然林付き住宅地
(2) クロスする環境共生軸(南北、 東西の主動線)
□さとにわ通り(南北環境共生中心軸)
・環境をふくらませる
・辻広場、 現況林公園を道沿いに
・鳥や虫を呼ぶ緑のネットワーク骨格
・自然を育てる
・隙間のあるやわらかな道
□せせらぎ通り(東西の水の環境共生軸)
・水を見せる
・雨上がりのせせらぎにより雨が楽しい道
・水をテーマとする辻広場
(3) 多自然型区画道路
□やわらかい道
・敷際を自然で柔らかくしハードな見切りを排す
・クレイ舗装と石張り側溝
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