歴史と文化を活かしたアメニティ空間
川とまちの再開発─大阪アメニティパーク
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大阪は商売のまちと思われていますが、 実は工業も随分盛んで、 江戸時代には日本の銅の精錬の3分の1は大阪でやっておりました。 写真15は江戸時代の住友銅吹所の跡です。 ここは住友本宅があったところで、 建物を建て替える時に都市計画法で特定街区を定め、 写真15のような公共空間を確保し、 ここに昔の坩堝(るつぼ)を展示しています。 また、 日本で一番古いと言われているビリヤード専用の建物も残されています。
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写真16は重要文化財の適塾です。 隣の民間ビルを建て替えるときに、 建築基準法の総合設計制度を適用し、 まわりに公開空地をとっています。
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写真17は公開空地にある緒方洪庵の像ですが、 こういう歴史的な資産を市民の方に親しんでもらうため都市計画法や建築基準法の制度を活用しています。
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写真18は御堂筋彫刻ストリートです。 御堂筋の淀屋橋から長堀通の間に26点の彫刻を置いております。 「人間賛歌」をテーマに、 「人体」をモチーフにしたヘンリー・ムーア、 オーギュスト・ロダンや高村光太郎など内外の有名な作家のブロンズ彫刻を歩道などに置いて、 身近に芸術に接っすることができるようにしています。 このように一つのコンセプトで彫刻ストリートを形成しているのはおそらく世界でも例がないと思います。 1日に2万人の歩行者が歩き、 また6万台の車も通りますので、 その管理には万全を期しています。
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