緑としての建築
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都市に環境を創造する

田瀬理夫

 

 最初に、 事例写真として、 「アクロス福岡」の事例と千葉県柏市の市の施設で「アミュゼ柏」の事例をお見せしたいと思います。


事例1 アクロス福岡

コンセプト
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アクロス福岡・南面
 福岡県の県庁の跡地利用として1995年に竣工した「アクロス福岡」という建物です。 段状のルーフテラスが繋がった13階建の建物で、 これは南面にあたります。

 建物の南側に天神中央公園という、 やはり県庁の跡地を公園にした県の公園があるのですが、 事業全体のコンセプトとして、 この公園がずっと建物の上まで繋がっていくというスタイルにしました。 つまり建物のルーフも公園として使いながら、 建物の内部は民間や公共の施設を入れて、 有効活用しようというコンセプトの建物です。

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7年目のアクロス福岡
 先ほどは竣工直後の写真で、 これは7年目、 まる6年経った2001年5月の状態です。 中央公園からつながって、 だんだん山のような形になってきました。 各フロアは、 修学院離宮の上の御茶屋の大きな刈り込みのイメージでつくっています。 竣工当初は76種類、 現在は少し追加して110種類くらいになっていますが、 多種類の植物を混植して植えてあります。

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竣工してしばらくした時のアクロス福岡
 これは竣工してしばらくした時の状態です。 この時はコンクリートがたくさん見えていますので、 「なんだ、 これは」という感じでさんざん言われました。 手前が中央公園の芝生で、 芝生と建物が繋がっていて、 外の階段を上がって行くと最上階にも上れるようになっています。 最上階からは360度のパノラマが展開していて、 博多湾まで見えます。 それをぐるっと降りてこられるよう、 回遊できる山道になっています。

緑化の手法
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アクロス福岡・2001年5月
 これは今年の5月です。 階段もずいぶん隠れてきて、 上っていくと山の中を歩いているような感じになってきています。

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公園とつながるステップ
 天神中央公園とアクロス福岡のステップです。 南側に済生会中央病院があり、 その病室から撮らせてもらった写真です。 最上階も緑化されています。

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階段の様子1
 先ほどの階段はこういう状態です。 段状のルーフが繋がって、 ひと山に見えるようになっています。 植物は落葉樹4割ぐらい、 常緑樹6割ぐらいを混ぜて植えてあります。

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階段の様子2
 これがそれのクローズアップです。 都心の山ですが、 季節感が出て、 限りなく九州の地元の山のような色彩になるように考えました。 シイノキのような常緑樹とハゼやモミジのような落葉樹もいっぱい植えてあります。

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緑に覆われたコンクリート面1
 これは反対側から見たところです。 竣工当初は各階の先端の植え込みに植わっていた植物が小さかったので、 下からは見えなかったのですが、 それがだんだん伸びて、 下に垂れ下がるようになり、 コンクリート面が大分隠れるようになっています。

 コンクリート面が隠されると、 その背後に植わっている植物もコンクリート面の熱が抑えられ生育が良くなるといった、 細かい事も分かってきました。

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緑に覆われたコンクリート面2
 このようにコンクリートの部分を覆って下に垂れるような形です。 これは秋ですけれども、 上から下を俯瞰したような形になっています。

植物と水
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緑と雨の関係
 上からはこういう形で垂れてきています。 下の階にはまた混植があって、 さらに下の階に繋がっていくという繰り返しです。

 降った雨は上からどんどんつたわります。 水抜きから落ちて、 次につたわって、 また下に落ちるという、 浸みだし口というシステムになっています。 建物の両サイドには各フロアの竪樋があるのですが、 基本的には自然に流下していくという方式で山っぽくやっています。

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竣工直後の「ハイネズ」
 これが先端に植えた「ハイネズ」という下垂していく植物です。 当初はこんな状態でした。 防水の部分を土でカバーできないものですから、 その落差を紙のチューブで仮設的にやっています。 今はこれは全部覆われてしまっているので、 紙が腐っても大丈夫です。

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6年後の「ハイネズ」
 6年くらい経つと、 こういう形になっています。

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階段回りの植栽
 階段はそれぞれプレキャストのコンクリートの板を置いてあるだけのスカスカの状態にしました。 雨水も光もすぐ下に落ちるような形で、 階段の下にも植栽をしています。 コンクリートの平板の下は植栽土と同じ人工的な用土が敷き詰められていて、 その上に平板が置いてあるだけという形です。

 限りなく土の量を多くして根っこが下にいくように、 水が下に入るように考えました。 手すりからも植物がどんどん前に出てくるようにと、 植木屋さんが丁寧に表に出したり、 剪定したりしています。 人工的なものをできるだけ消して、 山らしくしていこうとしています。

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人口滝
 5階から1階まで循環して落ちるような滝があるんですが、 その一部です。 福岡では、 雨水を使うところまではいかず、 水道水を循環しています。 従来の浄化システムが入ってしまって、 ちょっと残念です。

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植栽の様子
 こういう混植状態になっています。


事例2 アミュゼ柏

コンセプト
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アミュゼ柏の立地と外観
 これは千葉県柏市の「アミュゼ柏」という公民館と文化ホールなどが入った複合建築です。 柏市は東京近郊のスプロール化したベッドタウンで、 柏駅から都心のオフィスまで約1時間という住宅地の駅前です。

 ここでは公民館を建て替えて新しい建物をつくりました。 5階建ですが、 ペントハウスのルーフと5階、 4階、 3階、 1階を段状に緑化して、 都市の中に環境を創造していく芽をつくろうとしたプロジェクトです。 これはアクロスと同じ建築設計チームとやりました。

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アミュゼ柏・街路面
 これが街路側の面です。 街路側に向かってはガラス面で限りなく開こうと考えました。 1階は多目的ホールや入り口ですが、 中がガラス越しに見えるようになっています。 それから2階はホールですが、 これも意図的に中のものが全部透けて見えるような構造になっています。

 5階のルーフの緑がちょっと見えていて、 さらに上の部分が見えています。 外階段の外側に少しメッシュが張ってあり、 下に蔓植物が植えてあるんですが、 まだはい上がっていません。

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内部の吹き抜け
 建物の中に1階から5階まで全部吹き抜けのアトリウムがあり、 廊下と階段の両側はガラスでオープンになっています。 中の料理教室や事務所の活動が全部見えるようになっています。 そして屋上に緑がちょっとあるという建物です。

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それぞれの階の緑化の様子1
 外の避難階段が建物からブリッジ状に少し離れてついています。 そこから眺めたところです。 ルーフの緑自体は見えませんが、 それに繋がる緑と5階の屋根の上の緑と5階の植栽と4階の屋上の植栽と、 3階、 さらに1階が見えています。

 こういう緑が繋がっていってほしいと考えています。 今、 柏市には都市計画区域の境に斜面林がかろうじて残っていますが、 ゆくゆくはルーフの植栽がそれに繋がっていけば、 先ほどお見せした一枚目の写真(柏市の駅前)のような光景が少しは良くなって行くんじゃないかと思っています。

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緑化の様子2
 これはもう少し上の階から見た様子です。

 ここもアクロス福岡と同じように周辺の斜面林と同じような混植をしてあります。

雨水循環システム
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アミュゼ柏の雨水循環システム
 水が少し流れているのがおわかりいただけるでしょうか。 建物に降った雨水を一度地下に貯留して、 それを天然素材の濾過装置で濾過し、 5階の水路から4階の水路、 そして3階の水路へと滝で落として循環しています。 将来は、 近くの手賀沼という池から蜻蛉が飛んでくるようにと考えました。

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各階を流れ落ちる水
 5階の池の水が落ちて4階の水路をつたって、 3階に落ち、 3階から地下に落ちて、 また戻ってくるという形になっています。

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5階中庭
 これが5階の中庭です。 奥は公民館の貸部屋になっています。

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水盤
 会議室や和室の前に水盤があり、 ここに供給された水が下に落ちていきます。

 この中には水草を入れたりしています。 ここは生涯学習施設ですので、 そうした作業はそのプログラムの中でやってもらっています。

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水路
 これが水路です。

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和室側の植栽
 これが和室側です。 まだ植物がたわわに茂っていません。 これは竣工して3年でしょうか。

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5階の滝口
 これは5階から落ちる滝口です。 陰の所は植物よりも水の方がいいので、 できるだけ陰の所に水路をつくって下にもっていくという形にしています。 蜻蛉も住みつき始めたようです。

 今日配布した資料“緑としての建築「京都モデル」(試案)”に、 1から19までの項目があるんですが、 そのいくつかは今ご紹介した事例で参考になるのではないかと思います。


アクロス福岡 ─ 緑の効用

 引き続き、 緑の効用および、 今のアミュゼ柏が具体的に図面としてどうなっているのかということをご説明したいと思います。

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緑の効用を示す図
 これは2001年7月9日号の『日経アーキテクチュア』のアクロスを紹介した記事のコピーです。

 真夏の赤外線写真ですが、 95年の竣工後最初の夏はコンクリート面の温度が40度近くなっています。 それが2000年の夏の表面温度は、 石を張った仕上げの部分は変わりませんが、 植栽が繁茂してきた部分は冷えてきています。

 南に面する部分が一番温度が低くて、 西面、 東面、 北面よりも温度が低い(直接の表面温度というよりも少し離れた空気の温度です)という事実が確認されました。 植物による熱のを抑制効果が数値として実証されたわけです。

 下の図は断面図です。 側面のコンクリート面が温められてしまうと、 部屋の中を断熱していても、 スラブに熱が伝わってしまいます。 スラブの上には人工の土が入っていて、 表面には植物があるため熱くはなりませんが、 当初はスラブの下から温まってしまいます。

 土の断面の温度の分布は、 下も上も同じで真ん中だけ少し低いという現象が起こったのですが、 側面が植物で覆われてくると、 スラブに熱が伝わらなくなり、 特に狭いプランターの植物の生育がぐっとよくなるということが確認されました。 このように、 植物が生えるまでの我慢は随分しなくてはならないのですが、 植物で覆われると大きな効果が出てくることが分かってきました。

アミュゼ柏 ─ 図面による検証
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アミュゼ柏・平面投影図
 これはアミュゼ柏の平面投影図です。

 全体の敷地が約2000m2で、 法定の建ぺい率は71%くらいだったのですが、 そこをルーフ・5階・4階・3階、 それから1階の人工地盤と1階の地盤面というものを含めて、 半分くらいは緑にしようと設計チームで決めて、 おおよその目標にしてやったプロジェクトです。

 ですからこの緑色に塗った所は、 基本的には土を入れて植栽をすることにしました。 正確にはルーフ・5階・4階・3階・1階で944m2の緑地ができています。 そうすると全体の敷地面積2014m2に対して、 50%には少し足りない。 しかし、 外階段の格子を張った所に蔓を這わせて、 それがのぼっていって覆う頃には50%になるだろうという考え方でやっています。

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アミュゼ柏・断面
 断面的に単純に描くとこんな形になっています。 駐車場は地下に入れてあります。 ホールの上の高い所や車路の上も緑化されています。

 地下に雨水貯留槽があり、 その雨水のほとんどはトイレなどに使われていますが、 その一部を活性化プラントで活性化して循環し池と水路を直結しています。 蜻蛉が来るような水質を維持することが、 スペックとして求められていましたが、 そういう形で進めています。


京都プロジェクトを考える手がかりとして

 以上が事例の紹介で、 これからは京都プロジェクトに関してお話を進めたいと思います。

街区割りを考える
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京都の街区割り
 これは京都の街区割りの一部です。 基本的にはこういう南北のグリッドで、 縦横120mくらいのブロックが基本になっています。 京都はこういうブロックが未だに健在ですから、 京都の緑の建築を考える時には、 これが大事なのではないでしょうか。

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街区割りをさらに細かく見ると(「京町家より」)
 これはさらにその一部で、 1970年くらいだと思いますが、 黒く塗った所は空き部分になっています。 これは「京町家」という研究グループの本からとったものです。

 先ほど上野さんのお話にもありましたが、 こういう空きの部分をいかに確保していくか、 建て替える時にいかにこういう空きをとれるかが、 都市環境を改善してゆく鍵になると思います。

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「平安京の街区割りと遣り水の関係想定図」(西沢文隆さんの小論文集よりトレース)
 これは一つの一つのブロックをどういうふうに使っていたかというものです。 西澤文隆さんの小論集をトレースしたものですが、 京都の街区割りと遣り水の関係を示したものです。

 まずブロックの周りに水路があった。 また大きな屋敷の遣り水は基本的にはわき出した所から下に向かって流れていくわけですが、 境界をまたがっているわけです。 小さい敷地は下級の長屋のようなものだったのでしょうが、 こういう部分にも遣り水との関係性があったことが読み取れます。 このような京都が持っていたブロックのなかでの空間の関係制、 空きや水に代表される連続していくものとの関係性は、 再構成して行くべきでしょう。

空間の関係性について
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漫画「アサッテ君」(東海林さだお/1980.5.5/毎日新聞朝刊)
 昔、 東海林さんが8コマ漫画をやっていました。 この1980年5月5日の漫画は家の関係性、 隣同士の庭の関係性を表現しています。 それも規模が違うものが隣接しているということです。

 大きな屋敷でこいのぼりが建てられるようなお宅と、 アサッテ君のお宅との関係が描かれています。 花見も鯉のぼりも隣のものですませています。 こういう関係性に隣の人はあまりいい顔をしていないのですが、 先ほどの遣り水にも通じるこういう関係性がないと、 うまくいかないんじゃないかと思います。 都市にはそういう前提があるような気がします。

空きをどう考えるか
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埼玉県浦和市・駅周辺の住宅地図
 これは京都のものではありません。 京都の実態がよくわからないので、 別の所のものを持ってきました。 たまたまやっていた仕事で知ったんですが、 これは埼玉県の浦和駅のすぐ脇の住宅地図です。

 バブルがはじけてほとんどが駐車場になっています。 駐車場を塗りつぶすとこんな状態で、 あとは空きがありません。 公園がほんの少しありますが、 あとはただ集積しているだけで、 街路樹もほとんどないという悲惨な光景です。

 先ほどの柏市の光景と変わらないと言いますか、 もっと密度の高い建築で埋め尽くされています。 空きもただ仮設の駐車場としてあるだけで、 何の空きでもない。 空きはみんな駐車場になっています。 車の扱い方の問題になってくるのかもしれませんが、 京都でも空きをどう考えるかは、 大事になってくるのではないかと思います。


アーバネックス中京を想定する

車を削る
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アーバネックス中京への提案・車を抜いて考える
 先ほどの上野さんのご説明にあったアーバネックス中京のプランを少し削って、 6つのユニットをあわせて、 1ブロックくらいを形成するように集積した時にどうなるかを簡単にスケッチしてみました。

 上野さんのプレゼンテーションに集積したプランがありましたが、 何か抜かないと駄目なのではないかと考え、 車をやめたんです。 8階建のパーキングタワーが建っていたのですが、 それを勝手にとりました。 「緑の建築」をやろうとする時の前提として、 駐車場はこのブロックにいらないんじゃないかという想定をしての話です。

 というのは京都の1ブロックは120mですから、 一周しても500mです。 犬の散歩をしても2、 3周はする距離ですし、 バス停まではせいぜい500mから700mです。 ひとまず車は必要のない人たちの住居や仕事場にする。 それが許されると想定しての絵です。

 アーバネックス中京の6ユニットを集積して、 パーキングタワーをとる。 そうすると1階はゲストの車を仮に入れられるようにしたとしても、 相当空いてきます。 バーキングタワーの分がすぽんと抜けて外階段だけという形になって、 空きが出てくると、 緑が映える光が射し込むんじゃないかと考えたわけです。

水循環システム
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パーキングタワー抜きの断面図
 これも失礼なんですが、 パーキングタワーを消しました。 黒く塗った所は、 みんな土が入っています。 そして降った雨は全部溜めて、 ため池をつくる。 1階と2階には人工地盤があって、 かなり大きくなる木を植えられる状態にします。 一つ一つの敷地を越えて枝が出るくらいの木を植えて、 光は下まで落ちるような形を考えました。

 まず上空は緑の雲をかける。 それも効果としては夏は葉っぱを繁らせて陰を作り、 冬は日をいっぱい入れたいので、 落葉樹の緑の雲ということです。 落葉樹でないといつも暗くなってしまいます。

 それから各階は段になっていて、 雨だけで水が賄えるようにします。 上階より下階の植栽部が10cmでもずれていると、 雨があたって、 水もあまりやらなくても済むわけです。 このように垂直植栽(バーチカルガーデン)にすると、 お隣からはそれが借景にできるという形になります。

 4階には池があり、 水を水路状に巡らします。 当然、 大きな敷地のユニットではたくさん水が貯まりますので、 隣が小さいユニットであれば、 わけてあげるということもできるかもしれません。 塩素を使って浄化するのではなく、 天然の素材を使って、 メンテナンスも手間がかからない優れたプラントができていますので、 これを利用すると駐車場やエレベーターの管理費よりはるかに安いお金で水がコントロールできるのではないかと思います。 これならば水が中間階にもあってもいいように思います。

通り庭をつくる
 また敷地と敷地の間は、 通り庭のような形で抜けられるようにし、 水路があったり苔が生えていたりしていても面白いと考えました。 苔などは、 狭いところでは、 反射した光だけで生育するからいいんじゃないかと思っています。 あまり京都すぎて良くないんじゃないかという意見もありましたが、 私は水と苔が中のほうに入ってくれば、 より「らしい」かなと思っています。

 南側の外壁には表層ダブルスキンの植栽が伸びてきて、 向かい側の部屋からは借景の緑になるということです。 それから最上階には展望ルーフ(望楼)があって、 ここから眺めれば先ほどの絵巻物の世界が見渡せるようになるのではないかと思います。

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東西軸の断面図
 これは東西軸で切った断面図です。 坪庭風のものが空中に浮いているような形になりますが、 上の階の水を途中でためて、 中間階にはこういう水面があってもいいのではないかと思います。

 この1ブロックの中をいくつに仕切るかということと、 今建っている建築物を建て替えることを想定した時に、 通路でブロックを通り庭のように抜けられるようにするとか、 そういうことを含めてやっていくと、 京都の緑としての建築は成立していくんじゃないかと考えています。

都市に環境を創造するために
 車の問題も含めて、 建物一つを屋上緑化技術で解決する問題ではないと思います。 むしろ都市の運営として、 120mの1ブロックごとに用途規制がそれぞれ決められるくらいのことを考えて、 はじめて環境が創造されるのではないかと思っています。 その一つの参考になればと出した次第です。

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