批判2上野氏への質問状京都造形大学 井口勝文 |
こっちは攻める方だから、 今度は角度を変えて攻める策をとります。
質問その1・丸太町通りの昔の写真を、 京都の(それも姉小路界隈の)これからつくるべき街並みのひとつの到達点と考えてるんですか?
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丸太町通 熊野神社道西入 明治44年9月 出典 写真で見る京都今昔、新潮社 |
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姉小路通りモンタージュ |
(2)「緑は奥に引っ込め!」と僕が言えば、 上野さんは「建築馬鹿!」と言って話はもつれるのか。
京都の街並みの深刻な問題はそのファサードに加えて、 シルエットにあるでしょう。 つまり町全体のヴォリューム。
ここではその「奥」が大きな課題です。 奥がコンクリートの壁が大きく立ちはだかるようなものでいいのか。 シルエットをつくるものが大きなヴォリュームの建築物だけでいいのか。 いい筈が無い。
ここに昔丸太町の写真のイメージが生きてくる気がします。
そこに、 奥の立体坪庭に、 緑のブロッコリー(木立)が入らないか?
それが昔丸太町に見る町なかの巨木に当たるんじゃないか。
「ファサード」と「奥」。 この二つを対置しながら話すことを提案します。
ついでに言っておきますが、 その「奥」が壁面緑化のアデランスデザインでは昔丸太町にはならない。 やっぱり風の吹き抜けるブロッコリーデザインにしたいと、 あくまでも言い張っておきます。
ここまで書いてやっぱり思い当たりました。 僕も上野さんに対抗して絵を画かなければ勝ち目が無い。 支持者が得られない。 画きますので今回はここまでで勝負判定は持ち越してください。