古の中のアヴァンギャルディズム
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新工法

 

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新工法
 これは新工法ですが、 難しいものです。 斜めに貼っています。

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新工法
 これは小舞をしていないと思います。 豪華には見えますが、 写真でみると瓦が多すぎるように見えます。

 施工するときには一生懸命で、 そういうことを考えていないのですが、 写真では中胴の壁が狭くなりすぎていると思います。 下の瓦はもう2枚ぐらい下でも良かったように思います。 バランスが崩れているように感じます。

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新工法
 これも新工法です。 私がやりましたが、 蔵が小さいのに瓦の寸法が合わずに苦労しました。 なまこ漆喰でしたら逃げれるですが、 目地の場合は逃げられないのです。

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新工法
 これも目地張りです。 この瓦は300ぐらいあるようですが、 大きすぎるように感じます。 アールの部分はお寺さんの丸瓦を利用しているようです。

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新工法
 先ほどの大橋家の内蔵は最高です。 なかなかああいう蔵はできません。

 新工法は蔵としてはどうでしょうか。 ちょっと情けない感じです。 奉行窓の大きさがあっていないし、 右なんかは縦格子が入っていますが、 嫌らしくなっています。 むしろ真ん中にどんと30ぐらいの大きなものがあったほうが感じが良いかもしれません。

 新工法はいろいろ出てきています。 昔のやり方だけではお金が足りなくなります。 いい仕事をゆっくりとは出来なくなっています。

 昔は「何人工かかった」と自慢していたわけですが、 そういう時代の仕事をまねるのですから、 大変です。

 大原邱の緑御殿の横の銀行の壁も私がやりましたが、 あそこは良く見えるので力を入れています。 宜しければ見て行って下さい。

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