これからの倉敷
美観地区案内図(倉敷市観光協会) |
そう言う風に、 美観・伝建地区を中心にして、 周辺のまちづくりをどうしていくかが今後の倉敷のまちづくりの課題だろうと考えています。
伝建地区から商店街を通って、 駅の向こう側のチボリ公園までを上手につなげれば、 お互いの相乗効果でもっといい結果になるのではないでしょうか。 そのためにも伝建地区と駅の間の600mを気持ちよく歩ける工夫をしていくべきでしょう。 そうすれば、 駅前商店街の衰退にも歯止めがかかると期待しているわけです。
これからも対処療法的に出来ることはどんどんやっていくつもりですが、 都市全体の大きな都市計画を考えていくことが倉敷の大きな課題だろうと私はとらえています。 都市計画は生活の場、 経済活動の場を作り出していくものですが、 健康で文化的な都市を作り、 人々が快適な環境の中で住むことを目指すのが都市計画に携わる人たちの使命だと思っています。 これからも住んでみたい街になるためには何が必要かを考えていきますが、 とりわけ倉敷では伝統的な町並みを守りつつ、 それを軸にした新しいまちづくりを考えていこうと思っています。
以上で、 私の話を終わります。 ありがとうございました。